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31 :
英
08/06-18:32
──噎せ返るような花の匂い。
歩く度に其処彼処で咲かせるものだから、どうしたものかと考えあぐねている。
何処かで会ったような既視感？でもこの界隈に於いては、図らずも似たような雰囲気を持った相手と巡り合うことだって、そう珍しいことでは無いように思う。
時折感じる片鱗を心の奥で重ねそうになって押し込める。失礼だ、誰かと重ねて見るなんて。
(嗚呼、それにしても。その笑顔、その言葉、その返し。どれを取っても──)
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