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MephistopHeles
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5 :
普
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「 堅物な弟を説得させる為の対策 」
>2015-01-XX 23:00
とりあえずヴェストと飯食う。もちろん
俺様特製ディナーをだ。現在、ヴェスト
の機嫌は良好。この調子で維持してから
例のアレに付いて説明しよう。だが、そ
れまでにヴェストの体力が保てばいいけ
どな。
>23:30
ヴェストがシャワー浴びてる間に、食器
片付けてる俺は何て良く働く兄貴なんだ
ろう。
>2015-01-XX 00:10
漸く必死の思いでヴェストへ説明する。
が、上手く説明が出来なかったのは、俺
の言葉が足りねぇのか、ヴェストの脳が
すっかり酒で鈍っちまってるのか、話が
余りにも現実離れしてるからか。ま、こ
りゃ全部だろうな。だが、何としてもヴ
ェストの誤解を解かなきゃなんねぇ。あ
いつ、酒のせいとは言え…要約し過ぎだ
し、全く意味変わっちまってるし。困っ
たもんだぜ。「俺が出張で留守をしてい
る間に、兄さんは見知らぬ男を連れ込ん
だ挙句、リビングで寝て、シミが出来た
と言うことか!」所々合ってるけどよ、
ヴェスト…そうじゃねぇんだよ。そうじ
ゃ。なんか其れじゃ、俺様が見知らぬ男
を勝手に連れ込んで、セックスした挙句
に床を汚したみてぇな意味合いになって
んじゃねぇかよ。そして俺に物理的な意
味で噛み付くなって、お前の歯…なんか
痛ぇんだよ。って聞け。馬鹿弟、ムキム
キ野郎が…噛み付いたまま寝てんなよ。
ホント、まだまだ俺からしてみりゃ…お
前なんか乳臭ぇガキだぜ、ヴェスト。図
体ばっかデカくなりやがって、寝室まで
筋肉の塊を運ぶ俺の身にもなってみろ、
ってぇの。明日、筋肉痛にでもなったら
な。俺はソファーから動いてやらねぇか
らな…ったく。ゆっくりおやすめよ。
>03:15
やべ…ヴェストをベッドまで何とか(ち
ょっと引き摺っちまったけど)運んだ後
に、そのまま寝ちまった。部屋が真っ暗
だ、柱時計の音に紛れて、俺じゃねぇ寝
息が聞こえる。音で分かる、安らかな深
い眠りの音。目が慣れた頃に気付いたん
だが、妙に暖けぇとか思ったら、ヴェス
トの抱き枕状態なんだが…此奴、動かね
ぇし、こんな日に俺の息子が異常な迄に
元気とかマジ笑えねぇんだけど。張り詰
め過ぎて股間痛ぇな…くそ、気持ち良さ
そうに寝やがって。流石に、このまま抜
いたらマズいよな。つーか、それ以前に
出した精液どうする気だ、俺は。しかも
最中にヴェストが起きちまうかも…確実
に見られる。ダメだ、オナってるとこを
実の弟に見られるとか屈辱的過ぎて、親
父に顔向け出来ねぇ…何か弟に発情して
るという誤解を生み兼ねない。其れだけ
は避けたい。うぐ…ヴェスト、俺は枕じ
ゃねぇんだ。んなに締め付けんな…胸板
硬ぇし、全然気持ち良くねぇ。けど、柔
軟剤の良い香りがするぜ…いつの間に、
変え…たん、だ……。
>08:30
はっ、結局あのまま寝ちまって…次に目
を開けたらもう外がすげぇ明るい。あん
な状態で寝ちまったから変な夢見ちまう
し、下半身に(特に股間の辺りに)変な
違和感。なんか、気持ち悪ぃ…。ヴェス
トはもう起きたらしくパジャマが綺麗に
畳んである。意を決して確認して見たん
だが、何十年振りだ…やっちまった。夢
精しちまった…おいおい、俺は思春期真
っ只中のガキかよ。変な夢なんか見るか
らだ。下着…洗わねぇと、ヴェストにバ
レねぇ様にこっそりと脱衣所に「いつま
で寝てるんだ、兄さん。1回目の洗濯が
終わった。次はタオルとシーツを洗いた
い。起きてくれないか。」タイミングが
悪いのは何時もの事だがよ、心臓が口か
ら出るかと思ったじゃねぇか。此れはチ
ャンスだ。俺がシーツを自ら洗濯しつつ
下着を洗えばバレずに片付けられる。ミ
ッションコンプリートだ。「俺がやるか
らお前は俺の朝飯の用意頼むぜ」シーツ
を丸めてさり気なく股間を隠しつつ退散
すれば完璧だ。あの鈍感が気付く訳がな
い。
>09:00
ミッション完了後の朝食は格別だ。が、
なんだ…この違和感、可笑しい。同じテ
ーブルで雑誌を眺めるヴェストから視線
を感じる…けど、俺が見ると直ぐ逸らさ
れる。もしや、バレちまったのか。
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