一覧
┗
MephistopHeles
┗8
8 :
普
01/20-00:00
第4頁
#________________,,,,
「 昨晩の真相について弟への追及 」
>2015-01-XX 11:00
今朝からずっとヴェストの態度が可笑し
い。兄の俺が言うんだから間違いねぇ。
折角の休日だがあまり会話がない。そり
ゃ、毎日顔合わせてるし特別話すことも
正直ないんだよな。にしても、ヴェスト
はいつまでそのラグに掃除機掛けてるつ
もりだ…そんなに掃除機かけまくったら
毛がなくなっちまうっての。何を考えて
んだ。もういいだろ、って俺が肩叩いた
ら、激しく肩を上げたから俺が驚いて後
ず去って、ベ_ルリッツの尻尾踏みそう
なった。奇跡的に避けた俺は見事にケツ
を床に打ち付けた。すげぇ…痛ぇ。ヴェ
ストはヴェストで相変わらずボーッとし
ちまって…調子狂うだろうが、なんか悔
しいから差し出された腕を思い切り引い
てやったら、お間抜けヴェストがずっこ
けた。俺様の予想通り過ぎて怖い。あ、
ベル_リッツの奴、主人には駆け寄るの
かよ。この薄情者!否、薄情犬!
>11:30
気を取り直してヴェストと話をしたんだ
が、結果を先ず言うなら…結局の所、な
んだかよく分からねぇ。ヴェストはヴェ
ストで(俺が見たような内容の)変な夢
を見たらしい。夢でも実の兄とヤッちま
った事に大して罪悪感を抱き、尚且つ、
まるで懺悔室で神_父様にでも懺悔する
様にありのままに話し過ぎて、なんか俺
が恥ずかしい。つぅか、恥ずかしいを通
り越してなんか…辛い。なんていうか、
寧ろすまねぇな、ヴェスト。俺、悪くな
いけどよ。いや、ヴェストも悪くねぇん
だが…ていうか夢の話なんだよな。描写
が生々し過ぎて現実かと思ったは…馬鹿
め。無駄に兄を辱めやがって。
>13:00
そんなこんなだが、普通に向き合って昼
飯を食っている。「夢ん中で俺とヤッて
どうだった」って何気無く(完全なる興
味本位で)聞いてみたら、ヴェストが飲
んでたホットミルクを盛大にぶち撒けた
せいで俺が被害を被った。人にミルクぶ
ち撒けといて顔赤らめてんじゃねぇよ。
「いいから早くタオルをもってこい!」
今日のヴェストはやっぱ可笑しい。
>14:00
窓越しの陽が暖かくて、すげぇ気持ち良
い…眠くなっちまうな。ヴェストは窓際
のロッキン_グチェアーで読書中。眼鏡
越しに日光が反射して俺に直撃して、目
を軽くやられた。仕返しにギシギシと椅
子を揺らしてやったぜ。ヴェストが怒っ
たもんだから、手を離したら頭を撫でら
れた。兄貴としての威厳の欠片も無くて
「何すんだよ!」って俺が思わず声を上
げたら、張本人様が一番驚いてやがるん
だから本当に困ったもんだ。で、何故ま
たお前は顔を赤らめる。今日のヴェスト
はやっぱ可笑しい(2回目)
>16:00
俺は定位置でノートパソコ_ンを弄りな
がらヴェストが入れた珈琲を飲む。俺好
みの酸味と渋み、更には俺好みの甘さ。
ヴェストの淹れた珈琲は何処の喫茶店よ
りも俺好みだ。褒めてやるぜ。まだ16
時か…晩飯は何だろうな。飯の前にシャ
ワーが先か。今晩もビール飲んじまおう
かな。いいよな、1日1本ぐらいなら、
全然許容範囲だよな。
>20:30
やっぱビールは良いよな。気分がすげぇ
良い。ヴェストはなんか明日は朝早いと
かで飲まねぇんだと、一杯ぐらい響きゃ
しないっていうのに勿体無い奴だよな。
俺がヴェストの分まで飲ん仕舞おうかな
…なんてな。俺は優しい兄貴だからよ。
明日、疲れて帰って来た弟に今日我慢し
たビール分ぐらいは注いでやるぜ。
>22:00
テレビ見てたらこんな時間になっちまっ
た…シャワーも浴びたし歯もしっかり磨
いたからな、今日はもう寝るぜ。今夜は
ちゃんと俺のふかふかベッドでおやすむ
ぜ。毛布の触り心地と良い、やっぱ此れ
だよな。昨日なんか…あ、ヴェストの胸
板だったもんな。巨乳ならまだしも、素
晴らしく硬い胸筋って…誰得だ。ガチの
方か。でも柔軟剤の良い香りしたんだよ
な…そういやぁ、枕からも同じ香りがす
る気が…彼奴、いつ変えたんだ。つぅか
よ、色々有り過ぎて、この柔軟剤…何処
のか聞くの忘れたぜ。気になる…が俺は
今、猛烈に眠い…。
#________________,,,,
[
返][
削][
編]
[
戻][
設定][
管理]