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[ curinga. ] _〆
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82 :
日娘
05/13-03:28
悶々。
時折、無性に被虐心が煽られる。嗚呼其の様な嗜好は持ち合わせていません。
只、甘い口付けの鬱血痕よりも、血の滲む歯型や策溝、掻傷、指圧の想像が易い程の手形を眺め、恍惚と愉悦に浸る想像を、──其れだけなのです。有りっ丈に印された懇意の方の痕跡を、衣の下に隠し込んで日常に戻る、ナンテ、甘美な響き。
与えられる痛覚に、悦びを覚えたい。浮かべる涙すら、飲み干せたなら、其れは其れは重畳です。溢れた其れは、優しい指で拭い去って、とか。
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名前を。呼ばせていただけないでしょうか。
暗がりにぽつりと、己の声のみが広がるのです。まるで惚薬。驚く程に、甘く、胸が苦しくて。
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さむい、
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