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[ curinga. ] _〆
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9 :
仏娘
04/06-10:42
夜中に眉毛の坊やから電話が掛かってきた。御近所とは言え時間を考えなさい。知ってる?確かに電車で海渡れちゃう程には近いけど時差があるの、お姉さん眠いの!夜更かしは肌の天敵なんだから。
でも、向こうも酔ってて御機嫌上々、普段の口喧嘩も売り言葉も買い言葉も、気持ち悪いぐらいに無かった。やるじゃない、貴方こんなに心地好く会話させる技術持ち合わせてたのね。
結局用件とかも無くて、何と無く掛けただけみたい。そうそう、そう言う何と無くに女性はぐっと来るのよプレゼントにしろデートにしろ。覚えておきなさい坊や。そして気持ち良く電話を切って眠ろうか、──と、思ったのに。事件は切る直前に起こったわ…。
何か良い事を思い付いたらしい彼が、言ったのよ。
> 電話と掛けて、精子と解く。
…もう、お姉さん激おこよ!幾ら気心が知れた仲だとしても、私は一応マダムなんだからね!何でそんな直接的な下ネタを今ブチ込むワケよ、夢に出るじゃない!でもお姉さんは超絶優しい全宇宙の恋人でお姉さんだからノってあげたわ。その心は?ってね。
> 偶に女にかけたくなる。
最ッ低!此の似非紳士くたばれ!明日にはケロッと忘れてるんでしょう!それで私に話しかけるのよ、何食わぬ顔で、この後飯でもどうだってね。毎回そう、知ってるわ。ウン百年の腐れ縁だもの。こんな事、私以外のマダムに言ったら駄目、許さないんだから。
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顔に掛けられるのは嫌よ、前髪がベタベタになるでしょう?
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