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┗[ curinga. ] _〆(66-70/100)

|||1-|||書込
70 :
09/07-20:46

雨の匂いがする。
俺、雨嫌いやないんよ。雨音聴きながら、眠りに就くねん。
御前っぽいて、褒められとうのか貶されとうのか。
 
或る雨の日。地面に落ちた傘はまるで、映画の一場面。
張り付くシャツも濡れる髪も冷たい指先も、眼で、鼻で、耳で、舌で、皮膚で。記憶に跡を残していく、雨が好きや。

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69 :
09/02-21:51

基本的に可愛がりたいなァ愛でたいなァ弄りたいなァて感じやねんけど、時々、俺の事クレバーに抱いて!って訳分からんテンションになる。
多分、甘えたいだけなんやろうね。
> わかります。掘られたい訳では無いですが、時々美少女に成って営みたくなる感じですよね。
東の彼から読めん表情は変わらずに熱い同意を得た。うーん、当たらずとも遠からずや、な。美少女に成って、て辺りがポイント。俺は綺麗な御姉さんに成りたい。
クッサい長台詞の応酬して、ドロドロの甘甘に浸りたァなるンやけど、多分3分も保たへん。こそばゆいし喉元痒うなるわ。
 
欲求不満な訳やないんよ。かと言うて、枯れとう訳でもない。身体の交わりの有無は問わず、ちょい濃い目を御所望で、ナンテ。
 
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申し訳ないなァ。基本気障の格好付けなモンで。

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68 :
08/24-19:16

お帰り、イルマオ。
御前の帰りを待っとったよ。
 
本棚の有る部屋が分からなくなったらしい。彼は数奇にも俺の帳面を覗いてくれる奴やから、喜んで其の場所を教えた。
ところで、只の独り言走書きの様な此処を覗いてくれとう方々がイルマオの他にも居るらしい。漏れなく俺が覗き返しとうから、今後とも宜しゅうな。
 
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昔々、本棚に一冊、本を忍ばせた。彼奴が日記を書いとったから、憧憬する奴が書いとったから、真似したくなった。内容は此処と同様、独り言を走書いた帳面。
暫くして、彼奴の本を開いたら、必死に考えた背表紙の名が記されていた。俺とは知らずに向けられた言葉が、俺を貫いたんよ。

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67 :
08/01-03:45

矢張り其れでも、捨てられへん物ってあるんよ。
もう錆び付いた指輪も、矢鱈と重たい金の首輪も、枯れてしまった四葉も、呼ばれる事の無い渾名すら、俺には捨てられへん。思い出?否、今の俺を構成する総てや。
両腕一杯にしか、物なんて抱えられへんから。使わへんモンは片付けてしまうけど、直ぐ手の届く範囲に、見える場所に、何時だって。
如何足掻いても、過去は、忘れようと、捨てられへんやろ。

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66 :日娘
07/24-20:07

美味しくなァれ、萌え萌えキュン。
只の綿菓子がもっと美味に変わる魔法です。
 
屋台の電球で橙に照らされる空間で、誰もが浮足立って彼方此方に動き、楽し気な騒めきに包まれて。
「手を、繋ぎましょう。逸れるといけませんから。」
酔ってしまいそうな程の人混みで、照れながら握り返された掌は僅かに汗ばんでいて、まるで赤子の様に熱かったのです。交わった訳でも目合った訳でも無いのに、境界がジワと融ける感覚。そして私は、伝わる初心な其の熱に、思わず胸を高鳴らせてしまうのです。
嗚呼、私も此の位、可愛気が有ったなら。ナンテ、止めましょう。出来もしない例え話は、虚しくなるだけですから。
 
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ハイカラな装い、モガな雰囲気に憧れて──エエ、私とて女子ですので、少しは憧れるのですよ。
柄を、下駄を、用いる小物を、髪型を、御化粧を、変えてみようとはしましたが、所詮私は此処の小娘、似合う筈も無く、結局、年季の入った何時もの浴衣を身に纏って行くのです。
 
「俺はヤマトナデシコが見たかったんだぞ。」
 
おや、甚平姿に金髪で眼鏡を掛けた今時の若者の隣に並ぶに合う様を、精一杯演出した心算ですが。御気に召しませんで、誠に残念無念。

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