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俺達が不憫じゃなくなる日【 留守中】
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83 :
普(英&普)
03/31-02:57
出逢
出会いは、なんだったかな、と思い返して、すげーしんみりしてきた俺様。
4年前の夏頃、だっけか。元々好きだった相手が居て、けど、そいつは振り向いてくれなくて、たまに気が向いたように連絡を寄こされて、嬉しいから俺はすぐ飛びついて、けどまたすぐに返事が無くなって。
どんどん、月日だけが過ぎて、けどまあ、付き合ってるわけでもねーし、あの人がそうしてる様に俺も他に相手作ろうって決めて、色んなやつと話して、でもぜんっぜん満たされなくて、もうこの世界、離れちまおうかなと思ってた時だったんだ。お前に会ったの。
これまで、言ったことねーけど、もう大丈夫だよな。
真夜中、たまたま、お前の書いた文字が目について、話さねえかって俺が声を掛けたんだったな。
(あの時、俺が最初に送ったメールだけが手元になくて、ずっと何て言葉だったのかが気になってたんだが、お前がちゃんと持っててくれて、それを自分の手元に置くことが出来てすげー嬉しかった。)
少しだけ普通に会話して、お前も落ち込んでるのを知って、何となく腕の中で慰めてやりたくなって、くっついていいか、って聞いたら、「丸ごと腕の中に収めたい」って言われて。
俺様、正直、抱きしめるつもりでいたから、「俺が収まるほうなのか」って思わず言っちまった気がする。あー、すっげー懐かしい。
あの頃の俺様、ちょう、俺様だったよな?すげー格好良いぜ…!!!
まあ、こうしてアルトの好きなように無事に調教されて、アルト曰く小鳥のようにかわいい俺様も、アルトをメロメロにしてる理由だから、悪くねえんだけどな。
#Ich liebe dich, heirate mich!
それから、順調に愛を育んで、行ったように見えたけど、思い返せば色々あったよな。
まず、セックスん時、どっちが上かで揉めた。正確には俺もお前を抱きたかったから、駄々をこねた。アーサーの可愛いとこみたい、って。
だいぶ話し合ったし、それでもお互いに折れなくてこの話は保留になって。まあ、結局叶わなかったけど、いつの間にか、気にならなくなったな。
あの時の俺様、お子様だったのかも。どうしてもお前の全部が欲しくて、格好良いお前も好きだけど、可愛いところも全部知りたくて。
今はもう拘ってないぜ?抱かなくてもアルトの可愛いとこ、すげーいっぱい知ってるからな!
今となっちゃ良い思い出だな?あの時散々悩みながら、いつか笑えるようになると言いなって話したけど、ちゃんと言った通りになった。
ちょうどその頃、59務で疲れ果てたお前が、話したいのに話せない、体がついて行かないって、打ち明けてくれたのを、近頃良く思い出してよ。
待たせてばかりだから、手放して自由にしてやりたいけど、出来ない。嫌だ、一緒にいて欲しい。でも、体が辛い。寝る時間が確保出来ない、って。
俺は、どうしたらいいんだ、って、苦しそうに涙流して。
その時、俺は決めたんだぜ。何があってもお前の隣に居てやろうって。それこそ、お前から離れて行く日まで、ずっと。
結局そこでは、毎日連絡取り合うのを辞めようって決めた。まあ、3日と持たずに限界だって、連絡が来て、それからはまた毎日話してたんじゃねーかな。
あの日があったから、俺は、寂しくても、辛くても、泣きじゃくっても、ずっと待ってられた。お前の隣に、並べるようになるまで。
けど、未だに無理されると無事に帰ってくるか不安になるし、日付越えて連絡ねーと気が狂いそうになる。これはほんとだぜー!まじで!夜!家にだけはちゃんと帰ってこい!約束だからな!
けど、頑張ってるお前も好きだぜ。月並みな言葉しか出てこねーけど。
出会ったあの日から、少しずつ気持ちが重なってひとつになるような感覚が生まれて、これって運命なんじゃないかって笑いあったけど、それは間違いじゃなかった。運命だった。そうだよな?アーサー。
#Willst du meine mann werden?
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