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斯くて今宵も
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11 :
米
03/22-13:18
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結局俺が怖いのは、君と会えなくなること、それひとつだけなんだ。
何故か今、唐突に理解した。
例えば君がただ俺のことをからかってるとか、嫌になったとか、…いつだって色々考えるけど。
長く会えなくてもいい、別にたくさん待ったって構わない。
君に会えれば、それだけで、俺はほんとにしあわせなんだろうなあ。
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あの人の話を聞いて、あの人は今まで上手に愛されなかったんだな、とそれを思った。
当然俺が上手にあの人を愛せるかどうかはわからない。
そもそも、人を上手に愛するというのはどうやるんだろう。そんな傲慢なことは、俺にはわからない。
ただ俺はあの人がすきで、あの人の不安とか、寂しさとか、怖さとか、そういうものを全部なくしてあげられたらな、なんて思う。
十分傲慢かもしれないけど、俺があの人にできることといえば、すきだと伝えること、会いに来てくれるあの人を出迎えること、寝かしつけてあげること、そんなに大層なことができるわけじゃないんだ。
そういった小さな物事を積み重ねていって、あの人のこころの中の嫌なものを全部溶かしてしまいたい。
君はちゃんと愛されるべき人だって、君を愛してる人は必ずいるって、教えてあげたい。
それがいつか、あの人の気持ちが俺にもたらされることがなくなる日が来たとしても、その時にあの人の隣で、あの人をしあわせにしてくれる人がいるなら、俺は笑えると思う。
できればそりゃ、俺が幸せにしてあげたいけど。
俺と一緒にいるよりもあの人が幸せになれる道があるなら、あの人は間違いなくその道を選ぶべきだ。
俺のだいじなひと。君は、ちゃんと愛されるべき人なんだよ。
そのことを、ちゃんと知ってほしい。君は、厭われる人じゃない、かわいい人なんだよって。
すきだな。なんでこんなにすきなんだろう。
我ながらちょっと笑っちゃうな。
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まあそもそも、あの人が俺に与えてくれる時間の采配はあの人が決めることであって、俺が決められることじゃない。
俺の中であの人が占める比率がこれだけ大きくても、あの人の中で俺が占める比率はそんなに大きくないのかもしれない。
そう考えて、それを当たり前にしないといけない。
元々はそういうもののはずだったから、最近がちょっとおかしかったんだろう。
これが続けば多分、また慣れていくはず。
甘えてばっかりじゃだめだから。
与えてくれる時間が愛おしいのは、会いに来てくれるのは、
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笑って、すきだぞ!って言えるように。
あの人の目に、それがどれだけ滑稽に映ったとしてもね!
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多分癪に障るし、嫌だけど、決めた。
アレにしよう。
包んで持って行くよ。
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