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斯くて今宵も
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7 :
米
03/15-23:07
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俺が抱えている不安は、君からしてみれば鬱陶しくて煩わしくて、君がなにより嫌うものだ。
誰しも持ち得る不安だけど、この気持ちを現したら多分、君はいなくなってしまうと思う。
押し殺す事が美徳ではないし、盲信することが真実だとも思わない。
ひとつ考え出したらきりのないこの不安は、際限なく俺の心臓を喰い蝕んでいく。
勿論、俺のこの不安は手前勝手な願望だということも十分理解できている。
君を望む、それだけの単純な感情が沢山の想いを身に纏って、その重さに俺は押し潰されそうになる。
そばにいてほしいと思う。
そばにいてほしくないと思う。
すきだと思う。
すきでいてほしいと願う。
この重た過ぎる心をうまく扱えない。
いつだって、胸の奥がひどく痛んでいる。
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それでも、そんなものは。
いつだって君をすきだと叫んでいる、この心臓が血を流しているだけだ。
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I love you!
(その一言のハードルは、頭が痛くなる程に高い。)
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会いたい。
けど、会いに行っても、いいのかがわからない。
君がお休みかどうか、ちゃんと聞いておけばよかったなあ。
それすらも憚られる、なんてさ。
我ながら愚かな恋をしている。
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ああ今日も、俺の恋は死んでいく。
(次に生き返るのはいつだろう。)
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死んでいく恋は、君に届かない分の恋心。
溢れ過ぎて困るから、俺はその恋心をそっと縊る。
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あれ?
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