好茶楼の愛犬と女王様

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12 :中
07/14-21:13

ふふ、そーやって毎日毎日、我のこと考えるよろし。
あれもやりたいこれもやりたいってめいっぱい妄想して、滾って、漲って、我に触れたくて触れたくて仕方ねぇ毎日を過ごすよろし。
それが我の笑顔の源ある。だーいすきあるよ、可愛い可愛い我的愛人(にっこり)

…ヌカロク(８発)の時はもう死ぬほどぐったりして、四千年以上も生きといて死因が腹上死になるかと思ったあるがな！(カッ)

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…で、そんな我の旦那様(笑)は自称紳士(笑)なわけあるが、紳士らしいエピソードが思いつかねぇなんて可哀想なことを下で言ってるあるな。まぁ日頃の行いを考えれば、それもそうだろうと思うあるが。
でも可哀想(強調)あるから、我が代わりに書いてやるとするある。そりゃもう申し分なく紳士的なのをな！

えーと、あるな。我とあいつ共通の休日は週一あるが、あいつが休みで我だけ國務っていう日もあるあるよ。
そんな時はあいつ、家の中ピカピカにして洗濯物もぴしーっとして、お茶もいつでも淹れられる準備して、菓子(市販)も用意して、今か今かと我の帰りを待ってるある。

ただいまある！って我が扉開けるとな、おかえり！って飛びついてくるある。
どーんっ！って勢いでな。我、吹っ飛ばされねぇように頑張って踏ん張って抱きとめるあるよ！
お茶にするか？風呂にするか？それとも俺？ってな雰囲気で我に夢中ですりすりはぐはぐしてすんすん匂い嗅いで熱烈にちゅっちゅしてな、もう大変ある。
寒い頃は何よりもまず熱いお茶が欲しかったあるが、近頃クソ暑いあるからなぁ。一風呂浴びてくるあるからな！ってのがこのとこ毎度の流れある。
おっと、我の鞄や上着を預かるのはあいつの仕事あるよ。それに着替えやバスタオル支度するのもあいつある。何も言わなくてもごく自然に進んでやってくれるある。できた奴ある。

でもって、そーやって我が風呂に入ると…毎回決まって覗き見してるある、あの野郎。
我、もちろん知ってるあるよ。見られてるの知りながら、堂々とのんびり悠々してシャワー浴びるある。
別に覗くくらい構わんある。旦那特権ある、好きなだけ見るがいいある。我ながらとても男らしいある。
ついでに抜いてもいいあるが、我が脱いだぱんつ使いたいなら有料ある。あっ、これから着替える新しいぱんつはイカ臭くすんなあるよっ！
それで時々は中に呼んでやるね。そこの覗き魔、一緒に入らなくていいあるかって。
呼んでやると喜び勇んで速攻で入ってくるある。逆にいえば声かけるまではおとなしーく熱い視線だけ注いでるある。待てができる、なかなかの忠犬あるよ。

呼んでやらねぇ時は我もすぐ上がるつもりあるからな、上がったらあいつがバスタオル広げて待ってるある。
ほっかほかの我をタオルにばっさぁっと包んで、身体も髪も甲斐甲斐しく拭いてくれるあるよ。できた奴ある。
拭きながらあちこちさわさわセクハラするあるがな。でもお触りくらい許してやるある、好きに触らせるある。
さわさわ、さわっさわ、風呂上がりのいい匂いすんすん、すーはーすーはー…。
変態あるな、うむ。それら全部を許す我の寛大さときたらもう、天にも届きそうある。

ま、そんなこんなでソファに行ってやーっと、一日中楽しみにしてたお茶の時間ある！
お揃いのカップにあいつが淹れたお茶、美味い(市販の)菓子やアイス。隣にはあいつ。
まさに至福のひとときある。最高に癒される時間ある。嗚呼、こいつと一緒になってよかったあるなぁ…。

ほらこんな感じで、あいつにもちゃーんと紳士らしい一面が…、…あいや？…なーんか、違うある…？(首捻り)

(でもそれが、我の愛しいあいつあるよ)

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