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好茶楼の愛犬と女王様
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07/23-15:09
#【恋と愛と欲について】
いつの間にやら本棚に並べてくれてて謝謝!な>>>4275ヒロ活のとこの、色についての話。
#恋の色はほぼ無色透明、ほんのりピンクある。
誤解のねぇように書いとくと性的な意味でのピンクじゃねーある。気持ちがふわっと上気するような、地に足のつかねぇ夢想的なイメージの色ある。
我にとって恋ってのは日常と地続きで、自分が当たり前に暮らしている景色が仄かに色づくような、そんな感覚ある。
それは秘するもので、自分一人だけでするもので、そこにあるのかと問えば素知らぬ顔で誤魔化すこともできるような。
それはある意味では幸せでもあり、ある意味では甘くもあり、誰にも言いたくねぇ感情ある。僅かな痛みも、見ない振りして。
それこそ、いつ失っても何一つ変わらず、誰にも気づかれることのねぇように。
始まる前であるような、失う前でもあるような。
そんな自分一人だけの心の状態が、我にとっては恋の色ある。
#愛の色は赤ある。それも燃え盛る炎の赤。
我の愛はいつも炎ある。いつからそうだったのかなんて覚えちゃいねぇあるが、もしかしたら初めて心から誰かを愛した時から我の想いは炎の色と温度をしていて、それこそ我自身をも内側から燃やし尽くそうとする厄介なものだったのかもしれねぇ。
自分一人ではとても耐えられなくて、傷口から血が零れ落ちるように炎が溢れ出して、我は身も心も熱く熱く焼かれて、相手と共に燃えたいと延焼を望む。
炎というからには燃えるにしても燃料が必要あるよ。その燃料は相手から得るものあるが、我はこう見えてなかなかの低燃費。パッと盛大に燃えてすぐ散るってんじゃなく、これぞという相手になら何年だって燃えていられる安心と信頼と厄介さを備えた炎ある。
…まぁしかし我ももう相当いい大人あるからな、その炎をただ相手に叩きつけて無理心中を図るような真似はしねぇあるよ。今はな。昔はまぁ、そんなこともあったあるが。
今じゃもっぱら我の火力は愛犬のために中華鍋を振るって日々の飯を作る用途に使われてるって寸法ある。いやまったく、実に健全で建設的なものあるね。
よく、恋は欲しがる心で愛は与える心なんて風にも言うあるが。
してみると我が恋をして抱くのはそれをもし愛に変えられたらと思い描く欲で、恋として恋のまま更に熱を持つなら相手が欲しくて欲しくて、それを愛に変えても良いという赦しが欲しい。
燃やし尽くして奪うと同時に、我といることでしか得られないものを与えたいのが愛。我が与えられるもの無しには生きていけねぇほどに溶かしたいのが愛。
自分一人でも終えられるのが恋で、相手が受け入れてくれねぇと成り立たせられねぇのが愛。
恋は自慰のようなもので、愛はセックスのようなもの。
まぁこれはあくまでも比喩あるから、身体では相手とセックスしてても心では自慰みたいな状況も有り得るものある。
……なんかゴチャゴチャ書いててよく分からなくなってきたあるが、我は恋になんかトラウマでもあるあるかねぇ?
ともあれ、届かねぇ気持ちをそれでも注いでしまうどうしようもなさってのは、我にとっては惜しみなく与える愛ゆえではなくて、返ってこなくとも良いと独りで想い焦がれ、それでもどこかで期待してる自分勝手な恋情ゆえある。
だから、恋から愛に変わることもあれば、愛から恋に変わることもある。
恋してる時と愛してる時が、交互に入り混じっているような恋もある。
愛しながらも恋する気持ちも同時に寄り添っていることも、愛しながらも相手を火傷させちまわねぇようにその表面を恋の被膜で覆って騙し騙しやり過ごすことも、ままあるものある。
振り返ればどれも捨てられねぇ思い出あるが、それでも我は、特別な相手のことはできれば恋い焦がれるんじゃなくて、我の持つ炎を赦されて愛してたいあるな。
#なんてな!なんかやたらと恥ずかしいこと書いたような気がするあるな!
#欲の色は何あるかね?ド直球で白濁液の白でもいいあるか?どろり濃厚で向こう側が見えねぇ、濁った白が欲の色あるよ。
#どうでもいい相手の欲は単に快楽の証あるが、愛する相手の欲は美味なものある。だから欲目上等あるし欲求も愛おしいあるし、中に出すのもぶっかけるのも舐めるのも飲むのも搾り取るのも好きあるし、その逆もまた然りある。
#さて我の可愛い愛犬だったらどう答えるあるかね、この質問。恋の色、愛の色、欲の色。
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