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宣誓
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10 :
米
03/03-00:48
>彼と別れて1ヶ月。
そんなに経ったのか、と。
それしか経ってないのか、と。
置かれた状況に耐え切れなくなって俺から別れを切り出した、その浅慮を後悔し呪い苦しんだ1ヶ月。
終わりは見えない。
もう終わらせてしまいたい。
でも、俺の命が尽きるまでこの苦しみも終わらない。
>俺の声はもう彼には届かない。
彼の声に俺が耳を塞いだ時と同じ苦しみなんだろうか。
そんな訳ないよな、彼の方がずっと苦しかったんだ。
彼が戻らないと解っているのに、また嗚咽を上げて泣く俺の滑稽さったらないね。
決別を決意して最後の言葉を交わした時、彼の声音がすごく冷え切ってて手が震えたのを今でも覚えてる。
俺に向けて貰ってたあの優しい声で、今は別の人を呼んでるのを俺は知っている。
彼の連絡先も、お互いの日記も、全部消したのに、記憶だけはずっと消えてくれない。
>昔、絶望の淵から助けてくれた彼を、まだ俺は――――…
…やめよう、もう終わらせるって決めたんだから。
前の飼い主と上手くいかなくて逃げ出した犬が、保護して貰った先で優しさが怖くなって何度も噛み付いて、我慢強く接してくれた新しい飼い主にも見捨てられた、そんな感じ。
狩りの仕方すら忘れた飼い犬が野生で生きていける訳もなく。自業自得。
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