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速贄
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27 :
露
01/11-20:53
埃をかぶったページ一枚ずつ捲って、ひとつひとつ重ねていくと安心する。もう存在さえしないものだったり、とっくの昔に手放したものだったり、袂を分かって遠くにいってしまったものだったり、届かないものを重ねてないものねだりを止める為の道具にしてる。どうにかして上書きしようにも僕の手は届かない場所にある彼らはもう僕のものじゃあないから、いつもの馬鹿なことをしようって気にさえならないのがメリット。デメリットは、捲った後に残される空白がさみしいなあと嘯いてしまうこと。
毎年毎年追いかけてくる時間に急かされている気がする。いつか時間を追いかける側に回りたいなあ。
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