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速贄
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31 :
露
10/26-03:10
狩も出来ない、当然蓄えはない、それなら朽ちる一方なんだ。だけどもう片方の端の僕は考えた。なぜ食べなければ終わりだと思った、なぜ餓えが死であると思い込んだ。
案外心は安らかで、数え切れない程の”矢張り”で構成されたセーターを解いていく指はなめらかだった。
テレビに映る透けるような青空。凍りついた樹氷の傍らで眠る湖畔。
僕はあのあおに恋をした。だから寂しかったんだね。
さよなら、愛していたよ。縁があれば、またいつか。
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