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繋いだ指先を溶接してしまおうか。
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8 :
普
05/02-02:22
#2016.05.10 14:45
更新しよう更新しようと思いながらも妙な
気恥ずかしさからか中々に書けずにいたが
今日は俺が休みで奴が仕事ということで、
彼奴の帰り待つ間ぼちぼちと書いていく。
幸せに埋もれて浮かれて、ほんの小さな事
でも忘れちまわないように。備忘録に。
5/1に、晴れて喧嘩友達と恋人同士に。
きっかけは精神的に堕ちてた俺様を慰めて
くれていた奴の優しさに甘えて、伝える気
はさらさら無かった好意を伝えたことだ。
思えば完全に俺の片思いだった、奴は最初
から恋人を作る気はないと公言していたし
俺様を恐らく恋愛対象になんざ微塵も見て
はいなかっただろう。俺様も関係を崩す気
はなかったし、告白をする気はなかった。
喧嘩して馬鹿みたいに騒いで、張り合って
肩肘張らず自然に振る舞うことが出来る、
大切な友達の一人である彼奴を、失いたく
なくて自然消滅させるつもりでいた内緒の
恋だった。
何でも話す友にすら黙っていた恋だった。
告白してからの数日間は、宛ら死刑宣告を
待つ心境にも似たような状態で、奴が俺に
「答えはどうであれ俺とお前はズッ友だし
心配なんかするな」と言ってくれたことが
唯一の救いだったな、多分そう言ってくれ
なかったら後悔で逃げてたかもしれねえ。
数日後に返事をしたいと言われた際にも、
実際問題、俺様は臆病ながら逃げかけると
いう失態を犯すという、な。
答えがJaだろうがNeinだろうがずっと友達
だとは言われてはいたもののやっぱり結果
を聞くっつうのは途轍もなく怖えから。
先ず俺様は、告白をするというのが完全に
初めてだった訳だ。自慢じゃねえが今まで
は告白をされてそれに俺様が応えるという
形で発展した恋愛関係ばかりという。
だからだろうか、自分から動くというのは
初めてで余計ビビってたのかもしれねえ。
答えは要らないと逃げ切ろうとする俺様を
真っ直ぐ見て、きちんと答えさせろの言葉
と共にくれたJaの返事に舞い上がったのは
未だにすげえ記憶に残ってる。
俺を受け入れてくれた、
俺の全てを受け止めようとしてくれた、
そんな彼奴が愛しくて愛しくて仕方ない。
同じ面をしている筈なのに俺様なんかより
全然可愛くて、甘ったれで、煽ればすぐに
ムキになって対抗してきやがる所全てが。
毎日砂を吐きそうな程に甘ったるいが、隣
で幸せそうに笑ってる彼奴の笑顔を見てる
だけで満足しちまって、それでも良いかと
思っちまうんだから俺様って単純だよな。
>単純で、クソ甘くて、喧嘩したり馬鹿みたいに騒がしいこの日常が長く続きますように。
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