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繋いだ指先を溶接してしまおうか。
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9 :
普
05/11-06:21
#2016.05.12 05:00
どうやら恋人が今まで俺様の日記を読んで
いたらしい、しかも随分前から読んでいた
と白状されて、恥ずかしさで死んじまうか
と思った位には悶えた。リアルに悶えた。
この日記帳が俺様のものなのだと気付いて
いたのなら言ってくれたらいいのにと不満
を漏らせば、タイミングが無かったからと
さらりと返されてしまった。解せぬ。
どうやら前日記から読んでいたらしいが、
どんだけ俺様の日記読んでんだよ彼奴は。
変なこと書いて無かっただろうかと過去の
記憶を掘り返そうとしてみたものの、日記
に書いて満足してた俺様は既に何を書いて
いたのか微塵も覚えていないという。孤高
を極めていた紳士が、変なことを書いたり
してはいなかったとただただ願いてえ。
にしても、奴が日記を読んでいたとは本当
に盲点だった。確かに、俺様のことを知る
人物が見たならば直ぐに分かるだろう内容
ばかりを書き連ねている日記だから、彼奴
にバレても仕方なくはないんだろうけど。
何故か、彼奴は日記なんて読まないんじゃ
ないだろうかという変な先入観に囚われて
いたような気がする。俺の知らない彼奴が
まだまだ沢山存在しているんだろうな。
一つずつ知っていけたらいと思う、何時か
全てを俺様に見せてくれたならいい。
と、此処を覗いているだろう愛しい彼奴に
宛ててこっそりと書いておくか。
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