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おばけ
┗25
25 :
日
07/25-22:02
貴方の思い出にびしゃびしゃに浸って、
独りで泣く夜もいつか無くなるのでしょう。
手紙を読み返してはキラキラしていたあの気持ちも今では鈍ってしまった。
あんなに鮮やかで甘くて苦しくて酸っぱくて涙の味がしたのに。
多分、未だにこうして手紙を読み返して泣くのは、貴方を忘れたくないから。
忘れてしまう事がわかるから、忘れない様に縋っているだけなのかもしれません。
ああ、それでも。まだ。
貴方に呼ばれた音色を思い出しては、涙が出るのです。
もう一度は、二度と来ないですけれど。
貴方が私を呼んでくれる声が、とても好きでした。
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