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┗「嘘吐き。」(6-9/9)
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9 :
独
05/14-09:48
逃げ回って逃げ回って、〇〇〇から身を隠す。時に地面を這いずって意識の飛びそうな痛みに耐えて。息を殺しながら奴をやり過ごす。心に纏わりつく先の見えないじっとりとした絶望をどうにか振り払う。どこか遠くで聞こえる狼だか野犬だかの遠吠えすらについ肩が竦んでしまう。もう何時間か何分か分からないほど、命懸けで悪趣味な「鬼ごっこ」が続いている。
緊張と倦怠感に滲む汗を拭って機械を弄る。脳内に響く自分自身と〇〇〇の心音の合間に、誰かの悲鳴が届く。慌てて物陰に身を潜めて様子を窺うと奴に担がれぐったりとしていたのは見知った顔。込み上げる悲鳴と怒りを飲み込んだら喉はおかしな音を鳴らした。
急がなければ。あいつの為に、俺の、俺達の為に。機械を直す手が震えた。
# ゲームの話
ここまで書いて飽きた。これだけで何のゲームか分かった奴は勝手に友人認定してやる。
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8 :
独
05/13-20:56
「温もりがほしい」
懐かしい感覚だ。肌を重ねるほどの気力はなくて、一緒にベッドで丸まって体温を堪能したい。
……兄さんが置いていったぬいぐるみで充分か。
#
霧がかって靄がひどくて、何も見えない。悪くは無い。
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7 :
独
04/07-14:30
衝撃も悲しみも、もっと大きいと思った。
#
寒いのは心ではなくて、ベッドだった。
眠れなさそうな寒さだったので兄さんを呼んだら笑われた。盛大にからかわれつつも一緒に眠ってくれたので事なきを得る。
次の日からは、ベッドの寒さも気にならなかった。
#
あのひとの唯一でありたかった。
嫌われたのだから余計な未練を持たずに済んだのは、ある意味救いだ。
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6 :
独
04/01-00:21
こんなものか。
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