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┗「嘘吐き。」(1-5/9)

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5 :
04/01-00:19

# 勘違いでした。
…………笑え。

散々取り乱して無様な日記を書いておいて、今更「別に俺はあの人を愛してるわけじゃない」なんていうつもりは無い。ようやく自覚できた。俺は、あの人を愛してるんだ。俺だけを見て俺だけに時間を使ってしいと願ってしまうほど。…烏滸がましいと理解はしている。自分の都合で散々振り回しているのは俺の方なのに。

#

# 勘違いでした?
…………さて、な。

[][][]

4 :
03/28-18:34

兄さんは「俺が彼を愛せるかどうか」を楽しみにしていた。事の顛末云々よりも、彼との邂逅で俺がどのような変化を見せるのかを見て楽しんでいたように思う。
…自覚はなかったが、きっと、愛していたんだろう。とっくの昔から。兄さんがしたり顔しているのが瞼の内側に浮かぶ。「愛してもない奴の傍にいられるほどお前は器用じゃねぇだろ」、そんなふうに笑っているんだろう。

心がささくれ立つ。浮気じゃない、俺が間男だった。第一浮気とは一体どういう定義だ?彼は俺を愛してくれていた、それは真実だろう。別の世界の彼が他の俺を愛しているとして、それを責めるのはお門違いだ。疎かにされたのならまだしも。
吐き気がする。口の中に血の味が滲む。…これが、彼を傷付けた罰なのだろうか。
自覚したのにもう伝えられないなんて、…自覚するのも遅すぎた。傷付けすぎた。
「いつかこのひとは俺から離れていく」―――そんな予感がずっと消えなかった。…これが嘘つきの代償か。

[][][]

3 :
03/28-12:29

全く余裕がない。これではまともに話せない。…今日あの人がいなくてよかった。これ以上無意味に傷付けるのは本意ではない。

俺はこれからどうなるんだろうか。こういう時國である我が身が歯痒い。

#
ああ、そうか。俺は一番ではなかったわけだ。その可能性はずっと疑っていたが、……現実に直面すると、案外ショックなものだ。あれだけ傷付けておいて俺が被害者ぶれる立場ではないのに。
…ごめんな、___。

みなければよかった

#

>「いくらでも待っているから」
>「何ヶ月でも、何年でも」

隣を温めてくれる相手がいれば、造作もないことか。
別の相手はわからないように―――――それが暗黙の了解だったし確認もした、事実彼は"それ"を悟らせなかった。勝手に俺が疑り深かっただけで…本人は誠実であった。彼のどこにも非はない。俺が見誤っただけだ。
…第一印象や直感に従うのだった。そうすれば、   俺  は     … 。

[][][]

2 :
03/10-22:48

終末までのカウントダウン。 
俺が愛しているのは俺だけ。
(そんな自分が大嫌いなんだ)

# ★
俺の世界には、長いこと何も無かった。
友人、國務、ほんの少しの趣味。それだけで満たされていた。
時折誰かの体温を求めてひとときのぬくもりを共有して…それで充分だった。寂しがるのも待つのも嫌いじゃない。―――例えもう帰ってこないと分かっていても、あいつの手で終幕を告げられるまでは、待つのもいいと思っていた。
あなたに触れたのもそんなよくある日の夜。第一印象は可もなく不可もなく。突然見知らぬ誰かと比べられたのは不快だったが、どうせ短い夜を共にするだけの間柄。適当に流していつものように愛を囁き快楽を与えて、その対価に体へ触れて精を放つ。心が伴わずとも快楽を得られると知ったのはいつの日だったか。
夜が明けたら別れの合図。名残惜しい振りをして口付けて、来るはずのない「また」を約束した。


# いつから変わった?

[][][]

1 :
03/07-07:47

それでも尚ありのまま愛して欲しいなんて、

# ―――「これも、嘘?」



>ネガティブポジティブ混在
>盛大なキャラ崩壊
>閲覧注意

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