部屋と我輩と俺様

33 :英
02/05-00:00

#菊が可愛くて仕方ない
一片足りとも渡さない、菊は俺のだ。
>すぐに消えます
そう答えた言葉は紛れも無く本音だろう。軽蔑も落胆も、全部俺が貰い受けよう。だってそうだろ？お前の全てが俺は欲しいんだから。
>共依存の呪い、素敵じゃありませんか。
素敵だな、嫌いじゃない。

#……………201802050756

#こんなに愛したのは君だけなんだ。…だから君と離れたら俺は消えるよ

手を離す瞬間に言われた言葉を思い出した。俺は離しかけた手を握るべきか悩んだ……こいつの存在を俺が消してしまう事に罪悪感を感じて雁字搦めだ。けど、疑心暗鬼は湧いたら止まらなくなるもんで、どうにも埋まらない溝に耐え切れ
ず手を離した。

次の日……いや、半日後だったかな、日記が書かれていた。
俺が見ると分かっているであろう日記に書かれていたのは不特定多数との情事内容。それはもう事細かに書いてあった、吐き気がする程に。数人に向けた愛の言葉は薄っぺらで…軽蔑さえもした。

別れ際にお前だけだなんて言う奴に限って次の日に募集して相手を探していたりするんだよな。
こいつの場合は都合の良いキープを前々から作っていたんだろう。
酷く落胆した、言葉を鵜呑みにし罪悪感を感じた自分を哀れんだ。

>みんな、きっと寂しいんだ。

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