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部屋と我輩と俺様
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34 :
日
02/05-03:14
#初めて
沢山の初めてを奪われているのですが、今回のは特に大きかったように思います。まさか、まさか…本当に頭の先から足の爪先まで囚われるとは思いもしなかった物でして…些か困惑しておりますが喜ばしくも思い愛おしいと思う気持ちに拍車も掛かるもの。
>綺麗な菊を俺が壊し、堕としたみたいで……すげえ興奮する。
随分とまあ大それた事を。仕出かしたなんて聞いていませんよ。
>好きだよ、俺しか見えてない。
ええ、アーサーさんしか見えていません。
>……歪んでるな、愛おしい。
…歪んでますでしょうか。
>俺は徐々に侵食するタイプだから、自覚ないだけ、かもな？
なんという事でしょう。いつの間にか侵食されてしまっていたようです。いつから？ああ…、半年以上も前からですね。
お慕いしております、などと簡素に一言述べるのは味気無く。月が綺麗ですね、などと洒落た言葉も持ち合わせてはいない私。
時空列にして三ヶ月程も片恋を続けていた私ですが、よもやこのような形でそれが実るとは思ってもおらず…ああ、感極まって言葉が出て来ないのです。
ぽたぽた、ぽたぽたと溢れ落ちる情が雫となり両目から溢れるそれは花弁のように見えているのでしょうか。
それを摘んで拾い上げ口に頬張る貴方の歪んだ笑みが心地好い。
貴方には笑顔が似合います。真っ黒な、邪で歪んだ笑みが。
もっともっと見せてくださいな。
「すき」が溢れてしまうと涙が止まらなくなるのです。
>知ってるよ。
どうして？
>菊の事だから、知ってる。泣くなよ、良い子。
ぽたぽた。
──────ぽたぽた。
>……ド変態で俺のち×ぽ美味しいって牝穴うずうずさせながら咥える菊がすき。
こらこら、台無しですよ。
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