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溺没
 ┗4

4 :Ludwig
10/18-01:26

 - ep.01b

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ベッドに座る俺に相対する形で床に両膝を着き、Aが俺の張り上がった股座を見るその表情は恍惚としていた。「天国に逝かせてやる。」という強気の言葉を言うと直ぐに何の色気も無くスラックスと下着を剥ぎ取られた。呆気に取られる己の心境とは裏腹に、目の前で痴態を見せられ続けた己の身体は本能の赴くまま、凶猛な姿を晒した。其れは瞬く間にAの唾液を浴びると焼き爛れてしまいそうな程の熱に包まれ、絡み付く舌に管や筋を擦られる。時折、愛液を吸い出されんばかりの吸引にAの髪に絡めた指先に力が篭ってしまう。その瞬間、Aは少し嬉しそうな顔をする。その余裕に満ちた顔が俺の加虐性を引き出す事をAはまだ気付いていない。それを皮切りとして、自ら動き出し宛ら擬似性行の如く律動し喉奥を犯した。硝子細工の様な瞳に涙を溜めながらも、Aは奉仕を止める事は無かった。暫くして、血液と共に俺の全身を鋭い快感が駆け巡り、顳顬に溜まって思考を鈍らせた。絶頂感に従いAの咥内に溜まった液を吐き出せば、「吐き出せ。」と指示するより先にAは飲み込んで舌を出して見せた後「ご馳走様。」と言った。相変わらずの余裕に満ちた表情のままだった。それが妙に悔しく思え、俺は態とらしく呆れた様に溜息を吐いてみせた。すっかりまた興奮を取り戻したAの腕を取り、ベッドへ上げた後、また言葉を交わす。「お前は物好きだ。」と苦言を漏らすAに「強気なお前が俺に屈する瞬間の顔が堪らないんだ。」と返せば、視線を逸らし「変態。」とAは唇を尖らせる。それから「お前のその意地悪な顔も嫌いじゃない。」と続けるのだから、Aは俺以上の物好きだ。

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