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┗グリーン・ダイヤモンド(161-165/204)

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165 :
04/14-04:49

(空港へ降り立って直ぐ微かに漂う香辛料や焚香の匂いを感じるといよいよ到着したのだという気持ちが増し、待ち構えていた彼方側の従者に促されるまま出口へ横付けされていた車へ乗り込んで数時間。一帯が緑や取り取りの草花で彩られている異国情緒溢れた豪奢なつくりの建物へ入ると車扉が開けられ、一歩外へ踏み出してみれば灼熱の暑さに眩暈覚えて思わず怯んでしまい。昨日になって急に久々の休暇を貰えるという報せを受けた時点では自国は寒さが漸く僅かに弛み、薄手のコートでも耐えうるようになったばかりであると言うのに、たった数時間のフライトで本国では身に受けたことの無い熱気に見舞われ、酷暑期の太陽から受ける容赦ない照りつけを翳した片手で遮りながら眩しそうに双眸細め。喉元まできちんとタイを締めた首元や手首から順に息苦しさを覚えて深く溜め息つき、余り代謝は良くない筈のこめかみを一筋汗が伝うと同時に不意に掛けられた声でゆっくり顔上げ、漸く相見えた姿には暑さも忘れてふっと表情緩ませてしまい。片手上げながら近寄っては久々に対峙するその大きな瞳を僅か下から覗き込み)…ああ、久し振りだ…きちんとした連絡も出来ないまま急に訪問しちまって悪いな。 大丈夫だったか?

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164 :
04/13-15:43

(最も気温の高い午後2時を過ぎ、辺りの気温の上昇示す様に地面の影が濃くなっていくのを日避け下げて薄暗くなった部屋の中からぼんやり眺めて居たが、何気なく机に置かれた時計に視線やると其の針が珍しくいきなり其方に行くから部屋の準備を頼む、とだけ伝えて来た彼の到着予定時刻をとうに過ぎている事に気付いて開けていたクルータパジャマの襟ぐりのボタン止めながら寝椅子の上から起き上がり、椅子の背に無造作に引っ掛けた儘だったチョンデリに手を伸ばした所で其れがひょっと向こう側に引っ張られて消えて仕舞えば、何が起こったのかと目を瞬いて。椅子の背側に回り込んで見ると、先月貰い受けたばかりのアビシニアンの子猫が其れにもちゃもちゃと包まって遊んで居る姿に遭遇し、やれやれと溜息吐きながらすっかり毛糸玉と変わらぬ玩具扱い受けている其れごと抱き上げると、爪で破かれない様に少しずつ相手から取り上げて行きながら自室から廊下に出て玄関へと足を向け)ほんなこつ悪戯っ子とね、…破けっしまうけんそうバリバリやらんで(こらこら、と嗜める声向けても遊びたい盛りの子猫はお構いなし、密かに気に入っていた濃藍に金糸織り込んだ其の布に噛み付いては爪立てられ取り返す為の地味な攻防繰り広げながら長い廊下を抜けて広がる前庭一望出来る玄関口に立つと、丁度迎えに行かせて居た車が門の前に停まる所で、お付きですね、と声掛ける侍女に頷いて車から降りた彼のぼさぼさした金色の頭見えると日に照らされた庭に踏み出しながら名前呼んで)…アーサーさん!


>置きレスばしてみようっち言ったとは私やけんが、こうで良かろうか?(ふむ)

Word解説
#チョンデリ
>クルータパジャマに引っ掛けてあるロングショール。結び方色々。
#クルータパジャマ
>民族衣装。ヤフーでググって下さい。

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163 :
04/13-02:36

聞き慣れぬ女神の名前で呼ぶ声に
思わず頬が緩む

生憎と身を灼くような貞淑さは持ち合わせちゃねぇが、偶には御前のサティー役も悪くない

気が向いたから乗ってやるよ。


>人懐こい笑顔の下に隠されたのは
>虚偽か狂気か、?

#(見せろよ、御前の心 
#  その先の先まで、全てを。)


支配してもされることなどありはしない、栄光ある発展の軌跡をとくと御覧あれ。

この座を誰にも渡しはしない。
>(この手を放しはしない、今度こそ)



#御苦労。相変わらず仕事が早いな、中々に立派だ。

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162 :
04/12-17:23

人の命を喰らう青いダイヤより
世界最大のダイヤより

>魅了されたのは其の色。


ダイヤモンド、は其の名に征服されない、懐かないと言う意味を持つ。

何者にも頭を垂れぬ気高い私のグリーンダイヤ、あの人を手に入れられたなら
>(決して叶わぬこの思いを如何か)
代わりを求めるこの心を鉱物にぶつける位は許してくれんね。




#っち事で仰せの儘に作りましたよ、パールヴァティー?如何ぞ御納めを。

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161 :
04/12-16:53

>PROFILE

#英+領+イ+ン+ド
>Ind*ian Emp*ire

現在は基本的に英に対しての感情は家族的な愛情。
弟に対する盲目な彼の愛し方も黙って見守り、傷ついて助けて欲しくて縋って来る時には手を貸している。
少なくともそうして頼りに来て居る間だけでも自分だけを見ている事が解って、其の時間がこれから先もある事が解る限りは他で誰と何して居ようが平気。
瞳の色はアンバー。


>印方言参考:BearBook県方言

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