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折れる
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207 :
露
04/24-17:46
僕はひとの紡ぐ文字に恋をする。自覚はあったし、わかるひとにはわかられていたんだろう。それにね、ちょっとくらい意地悪だったり可愛げがないほうがじゃれ甲斐があっていい。趣味が悪いだとか酔狂だとか、ご当人はそう言うくらいの関係が心地好い。
よいと思えるものを探して生きていけると思った。悲しいことや苦しいこと、そういうことに躓いてしまってもそれで終わりじゃあないんだって教わったから。
ねえ! ――恋していたよ、きみに。命題をなぞって、チェックをかけるその指に恋をしていたんだ。それは愛じゃあなくてがむしゃらな感情の押し付けで、いつもいつも苦労をかけてばかりいたね。今の僕ならわかるのに、恋に盲目になっていたおばかな僕じゃあてんでだめ。
恋していたよ。久し振りに色々なことを思い出してノートを取って、ついついペンまで握ってしまった。この世界から離れて久しいのに、随分最近のことのような気がする。
ありがとう。恋していた、きみに出逢えてさいわいだった。きみの旅路に、僕の旅路に、ひかりあるように。
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