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∥Quod Erat Demonstrandum∥
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14 :
日
01/01-20:38
窓硝子を伝う雫。
吐き出した白い息。
起こした体は寒さに震え、嫌でも一人でいることを実感してしまう。
静寂の中でざわめく風音は耳にいつまでも残り、貴方の声すら届けてくれない。
貴方の知らぬ弱い私を、彼女は受け入れてくれた。いくら面倒見のいい人を振る舞ったところで私も一人で立っているには辛かった。
貴方しかいなかった世界が、拓ける音が聞こえる。
>カチ、
カチ、
> カチ、
受け入れて、いいでしょうか。
貴方だけしかいなかった私も、誰かと微笑み合い、他愛ない時を大切に刻みたい。
増えていく日だまりの中で、また自然と貴方の隣でも笑えるように。
#友人の大切さを知った一年。
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