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北†伊
02/15-00:22
アドニスの花束を贈れもしない俺の小さな小さな独り言。釣り合いについて考えてみた。釣り合い、あの子と俺の釣り合い。可愛くて、弱くて、でもすごく優しくて。あの子は本当に良い子なんだ。よく自分のことを蔑んで、周りにも色々言われるって言うけれど。それは周りが判ってないだけ。あの子を深く知ったら、そんな事は無くなる。魅力的な人なんだ、本当に。
だから俺なんかじゃなくて、もっと格好良い人に優しくされて支えられた方がしあわせなんじゃないかなって。俺みたいなヘタレには、あの子を支えてあげるなんて身分不相応なんじゃないかなって。思い上がりも甚だしいんじゃないかなって。思い始めて、きた。
だって、俺、ダメなんだ。強くないから、全部支えてあげたいのに支えてあげれてないんだと思う。だから甘えてくれないんだと思う。俺は甘えて欲しいのになぁ‥。ああ、同じくらい甘えたいって思っちゃってるから、それがバレてるのかな。あの子が甘えてくれない理由。ココかな。
それなら、俺があの子の傍に居る理由ってさ、何なんだろう。
まあ好きだから傍に居るんだけどね。離れたくないから傍に居るんだ。その為なら俺はあの子に尽くせるだけ尽くすから。その為なら俺は自分だって捨てるから。あの子に笑っていて欲しいから。だから。
……そんな事を考えている俺が気持ちワルい。こんな事を考えている俺があの子を好きでいて、良いのかなって。ぐるぐる、グルグル思考が廻る。
一緒に居たい。あの子が好きだから。もっと、ずっと一緒に…
でも俺みたいなヘタレには、どうしたら良いのか解らない。好きでいるだけじゃ駄目なのは解るけど、どうすれば良いのか解らない。…頑張って強くなるから。頑張って頼ってもらえるようになるから。わがままも言わない、甘えないから。棄てないで。
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