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モラトリアムセカイ
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12 :
本田菊◇
12/08-12:05
本日は彼方と恋仲になって一年の、謂わば記念日です。懐かしいですねえ、いざ恋人になってみたはいいけれど何も変わらなかった日々。何をどうすれば良いんでしょうねー、ねー、と笑いあったあの日。
あー、懐かしいですねえ。
ですが違うんですよ、今日は彼女の事を書きにきたわけではないのです。
友人の事を書きにきたのです。
アーサー・カークランド氏。外見年齢23歳。あだ名はワンコ。口癖は「わん」。特技は犬語での会話。容姿は眉毛、性格は下の上ぐらいですかね。嫌な人です。彼の性格を思い付く限り言葉にして初めて分かる、思わず唖然としてしまうようなあの酷さ。
電話に出た途端大笑いしはじめるあの失礼さ。
正直言って何かもうあれですよね。そうそうあれあれ。あれですよね。
出会いは何時でしたか。五月頃だったと思います。私が初めて彼の手記を見たのは去年の冬、彼が私の手記を見たのはそれ以前かもしれません。細かなことは知らないです。
最初は一方的なシンクロニシティを抱き、次に全く似てないなと心底思い、今ではどうも国家失格さんと片手を上げています。何を言っているか分からないと思いますが以下略。
楽なんですよね、彼といると。尽力すればしただけ、喜んで貰える。こんなに嬉しい事は他にありません。いくらでも頑張れるなあと思いながら全力で怖がらせにかかる私、プライスレス。言うでしょう、好きな子程苛めたいと。ええ、私、心底楽しんでいます。今日もアーサーさんの頭上は無事ですか?
要するに性格が悪かろうが失礼だろうが、私は彼のことを結構気に入っています。
貴方と駄弁れない日は割と寂しいです。早く帰りたい。
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どうでもいいですけどアーサーさんのおかげで英日に拒否反応が。ないないないないないないないない。
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このブラコン野郎。
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今日中にもう少し編集するかもしれません。
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