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ボーダーホリック
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19 :
日
12/02-23:12
沈みきった太陽を惜しみながら一人歩く、露草色の空の下。引かれた雲の白い尾が、儚く溶けているのに、はっきりとした輪郭を持って
浮かんでいるのを眺めていました。両耳にはヘッドフォン。音楽のない生活など、考えられません。
辺りを満たす空気が、吹き抜ける風が、もう大分冷たくなってきましたね。そろそろマフラーを出さなければいけないかもしれません。
私の処では雪はまだまだ降りませんが、今年一番の寒さだったと端末上のニュースに流れていました。ああ随分冬が近付いて来たものです。そうぽつりと思えば、
端末に表示されるカレンダーは12月を示していて、もう今年もひと月を過ぎてしまったのだと気付きました。
本当に、月日の流れるのは早いですね。こうして、肌で冬の到来を感じ秋の過ぎ行くのを寂しがっている内に、きっとすぐに来年になってしまうのでしょう。
街はクリスマスに染まり、意識は段々と来年へ。でも大丈夫。今年は新しいスーツ・ケースを買いました。それを持って出掛ける予定も立てました。
今年はただぼんやりと年末を迎えることはしません。
新しい服を買って、靴を買って、遠くへと出掛ける。行った先で見たもの、食べたもの、感じたもの、それらが全て来年の私の糧になりますように。
ああ、こんなにわくわくするクリスマスはいつ以来でしょうか。
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