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俺は夢みる素敵紳士。
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11 :
英◇
03/22-22:53
#今日は間違いなくこの先忘れられない一日だ。
俺の恐怖の体験を聞いてくれるか。
ほんの2時間前に体験した、ほやほやの出来事だ。
下の日記に書いたんだが、今日は俺のとあるアニバーサリー。
帰宅後いつもよりちょっと贅沢な夕飯を食いながらまったりしていたその時だ。
#ピーンポーン
鳴り響くインターフォン。
なんだなんだとドアの覗き穴を見てみるんだが、誰もいない。
気のせいかと思い再び戻る俺。
そして数分後
#ピーンポーン
再び鳴るインターフォン。
相変わらず覗き穴の向こうには、誰もいない。
一瞬俺の脳裏をよぎった人物がいる。
実は2、3年前から俺をストーキングしてくれている奴が居る。
今日も日付が変わって一番におめでとうメールが来たのはそいつからだった。
誕生日は勿論、変えたばかりのアドレスも教えていないのにな。
今の家まではバレてないと思っていたが、知らない間に後をつけられていたのか。
#ピーンポーン
そしてまた鳴るインターフォン。
ここで俺は大切な事に気付いた。
俺の家の前は足音が響く場所だ。
歩いていると足音で解る。
だが、インターフォンが鳴る前も鳴った後も、足音がしなかった・・・。
そして俺は思い出す。先日の無人島での恐怖の体験を。
#俺…連れて帰って来ちまったんだ…!
一気に湧き上がる恐怖心。
やばい。居る事を悟られてはいけない。
そしておばけ相手に震えながら居留守を使う俺。
そんな中着信を告げる携帯電話。mbb.whocares.jpのトーニョからだ。
西「おお、今いけるか?明後日の事やねんけどな、」
俺「おう…(超小声)」
西「…どうしたん、体調悪いんか?」
俺「いや……が、きてる」
西「ん、なんて?」
俺「おばけがきてる…」
西「はぁあああ!!?」
俺「今おばけに居留守使ってんだ…メールでいいか?」
西「お、おぉ…」
囁くような小声で伝え電話を切ると早速トーニョに事のいきさつを話した。
・インターフォンが5分置きに鳴っている
・覗き穴を覗いても誰も居ない
・足音がする筈なのに足音も聞こえない。
・今はインターフォンが鳴り止んでいるがまだ怖い。
対するトーニョからの返事
「もうちょい時間置いて大丈夫そうやったら、ドアのチェーン外さんとそっと外見てみたらどうや…?
まだしばらくチャイム鳴るんやったらそっち行ったるから。」
お前男前すぎるだろくそう…!!!
だが余りの怖さにインターフォンが鳴らなくなってしばらくしてもその場から動けない俺。
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