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お宅妄想日記~真面目と阿呆の紙一重~
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W廿∀廿){組み合わせの斬新さ)
04/04-08:00
>『パルシュムキ』
>第mbb.whocares.jp話
#今までのあらすじ
#ご/本/家/様による時間軸のズレと日記のための私に都合の良い設定のため史/実とはズレながらも、独は波に攻め込んでいた。
#※血や争い表現注意
「ポーっ!!何で僕の言うこと聞かなかったの!…っねぇ、あれほど準備しておくように言ったでしょうっ!?」
露・独に攻め込まれる前夜、親友からの電話の声は心配から半狂乱で泣いているようだった。
独の上司の計らいにより、露と独は秘密裏に同盟を結んだ。
露によって強制的に独のもとへのお供にされたリトは、その会談を聞いたときすぐに俺に連絡を入れ、しつこくしつこく迎え撃つ準備を促した。
リトは本当にバカだしー。
準備なんてできるわけないし。
突然開かれた露と独の密会の内容を俺が知ってたら、真っ先に疑われるのはリトに決まってるし………もう危ない目に遭わせたくないんよ。
それに、あの日リトをさらっていった露を、まだ俺は許してないんよ。
あいつへの借りは俺が自分で返したかったから……だからこそ、同盟国の仏と英の手を振り払ったんよ。
「大人しく投降しろ!そうすれば命までは奪わないっ!」
親友のことを思い出してた俺が血溜まりの上へ倒れたまま動かないことに、独が焦れたらしい。
何だかんだで生易しいところなんかは、まだ若造だ。
俺に向けとるその銃も、もうこれ以上は撃つ気なんてないのが丸わかりだし。
栄養が行き渡らずに痙攣を起こす手足で再び立ち上がるため膝を着くと、独が息を飲んだのがわかった。
全身赤に濡れた俺に、まだ動くのか、といった驚愕と不可解なモノへの僅かな恐怖がその青い瞳に滲んでいる。
「投降…?マジ有り得んし」と、手の平を軸に立ち上がりながら言うか言わないかで、独の横にいたアイツのトカレフが俺の脇腹を容赦なく撃ち抜いた。
独が閉口するのと同時に、再び俺の体は赤に落ちて叩きつけられる。
霞みはじめた目で見上げれば、露の歪な微笑みだけは捉えることができた。
#↓に続く
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