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お宅妄想日記~真面目と阿呆の紙一重~
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W廿∀廿){年齢低い方見ちゃらめぇ)
04/05-14:00
#↑より続き
急激に荒くなった息で必死に酸素を取り込みながら、それでも僕はその合間に、自制のきかなくなった口から考え無しの言葉を叫び続けて言うことを聞かない体を捻ってアルフレッド君から少しでも離れる。
「僕の前から消えてっ!!冗談に決まってるでしょう?君に触られるのも気持ち悪いのに、手を繋いでもらうなんて有り得ないよ!家に帰りなよ!あの自由で、誰もが君をへつらうあの国にっ!!それで良い気になっていれば良い!たとえ誰もが君に媚びようと僕だけは君を、」
そこまでは言えたけど、アルフレッド君が僕の頭をベッドヘッドに叩き付けたから、そこから先は無理だった。
お互いが温もりへの欲求と、同じだけの温もりへの恐怖を抱えた子どもなんだという簡単なことにも気付かない愚かな僕の誕生日は、気絶もできない酷い責め苦の散々な状態を味わいながらこうして幕を下ろした。
#W廿∀廿){「我々の心には二つの扉がある…欲望と恐怖と。」(副題))
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