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お宅妄想日記~真面目と阿呆の紙一重~
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W廿∀廿){解決編)
04/08-09:00
#↑の続き
「同盟ならわかるけど、公は関係ないって怒り出すし…。僕、アルフレッドに襲われたことはあるけど、告白されたことなんて一度だってないんだよ?それとも付き合ってるつもりでいたのかな?だとしたら頭沸いてるんじゃないかなぁ?どう思う?それに……体も大きな僕たちが結婚なんてことになったら、世界の均衡的問題が発生するのは目に見えてるし、それがわからないはずはないでしょう?結婚なんて不可能なんだよね。」コルコルコルコル…
彼の怒りが音がメールを通して聞こえてきた気がして、思わず冷や汗が浮かぶ。
このメールの口調ではわかりにくいですが、愛に飢えた彼がアルフレッドさんを少なからず思っていることを私は知っています。
「Yes,we can!と返事をするのはいかがでしょう?結婚したら後でいくらでも寝首掻けますし、腹いせに殴っても“夫婦の痴話喧嘩”として国際的な問題にならずに済みますよ。今なら結婚してやるから眼鏡寄越せ、と大胆なおねだりも可能です。」
ノンアポで押しかけてきたおたんこなすのフォローを、しかもよりによって嫌いなイヴァンさんにしたくはありませんが、この方がおもしろ…いえ、私はアルフレッドさんとの同盟を重視して返信しておきました。
あぁ、ネタであることは確かなのに、相手はあの二人。
確かに私の心の富士が噴火しそうな出来事であるにも関わらず、報復が怖くて筆を取れません。
新刊を待ってくださっている皆さん、実にすみません。
不甲斐ない私を許してください。
「菊ー!イヴァンが本心を言ってくれないから、俺の本気を見せてくるんだぞ!どうせ照れたりどうしようもないことを考えたりしてるだろうからね!それと、ウエディングのスピーチは任せたぞ!」
嗚呼、アルフレッドさん、空気は読まないのに、イヴァンさんの心は読めるのですね。
新刊の前にスピーチ原稿を書かねばならないと、酒を飲んで現実逃避したい程にげんなりしながらも、
何故でしょう
春らしい良いニュースが続いたからでしょうか?
庭の桜が朝より色付いているように感じました。
おや、また電話が鳴っていますね。
今度はどなたからのご相談でしょうか?
どんなお悩みだとしても、幸せになるように爺が助言して差し上げましょう。
えぇ、新刊のネタになるような少しおもしろい展開も、漏れなく付いて来ますが。
#W廿∀廿){「状況?何が状況だ。俺が状況をつくるのだ」(副題))
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