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お宅妄想日記~真面目と阿呆の紙一重~
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(●v●)、{皆の日記読んじゃうあるよ)
04/11-11:00
『1:2:3』
>>>1011話
#今までのあらすじ
#「仲良し家族ですよ。ママはパパのこと好きですよ。」
#ビビらない芬に注意。
あぁ、なんて料理日和な今日。
何たって今夜はハロウィーンだからね。
僕は白い狼男の衣装さ。
名付けて血まみれな花のたまご衣装。
ところどころに散る赤。
今日もセンスが光るね。
スーさんが感激しちゃうよ。
夕暮れを待って湖を渡って、隣のスーさんの家の扉を叩いてみたけど、あれえ、返事がない。
留守かな?
まさか。
だって今日はみんなお菓子争奪に出かけるんだよ?
顔は怖くても、なんだかんだでみんなに甘いスーさんが今日お菓子を用意してないなんて有り得ない。
どうせ真っ先に僕が来ると思って、裏口の影にでも隠れてるんでしょう?
僕にはわかってますよ。
「スーさん、いるんでしょう?」
裏口に回って声をかけてみたら、ガタンと何かにぶつかった音。
もう!一発で居場所がバレたからって、そんなに驚くことないのに。
扉の向こうから小さく「なじょして…」なんて声が聞こえて笑ってしまう。
「スーさん、お菓子くれなきゃ酷いですよ?」
あれ、セリフ違いました?
そんなに大した違いはないですよね?
ギィ…と、観念したような、気まず気な色の悪い顔で扉を開くスーさん。
「ん。」
可愛いラッピングで綺麗に包まれたお菓子を差し出すスーさん、今日は僕の勝ちですよ。
シー君が来る前に僕もスーさんにお菓子渡さなきゃ。
#↓に続く
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