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┗雨と青りんご飴(48-52/56)
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52 :
西
04/07-00:58
雨の激しい日やった。
アイツへの腹癒せと、単に会いたかったから。
俺の居場所はここにはないんやと思った。
お前の元に、もう戻れへんのに。
優しい気持ちでお前を愛したかった。
はち切れるくらい、好きでいっぱいになりたかった。
もうずっと、大事な言葉はおざなりで。
お前の体温さえ覚えてへん。
こんな俺がどうして好きなんか、教えて欲しい。
お前に会いたい。今すぐに、俺の名前を呼んで。
抱き締めるんは得意やろ?なぁ。
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51 :
西
04/07-00:26
#注意
なぁ、アーサー。難しいな。何もかも。苦しくて苦しくて心臓がぎゅうって縮こまるねん。
なんか可笑しいんはお前も分かっとるやろ?分かっとって、なんも変わらんまま、もうどれだけ時間が経ったやろ。
逃れようと思ったら行き止まって、振り切ろうとしたら足が竦んで、アホみたいに時間を浪費して。
お前がおらんでもええって何度思ったか知らんのに、やっぱり俺はなーんも変わってへんかったよ。
なぁ。こんな俺を笑ってや。
なんも要らん。もうなんも知らん。お前とも、何もかも、清算してやり直して、誰も俺を知らんとこに行きたいな。それがお前の前では叶わん夢なんやったら。それならいっそ、俺の子供みたいな我儘をなんも言わんと全部聞いて、とびっきりの台詞で甘やかしてや。欲しいもんだけ与えて、お前しか見られへんってくらい、骨の髄まで溶かしてや。
輪郭から歪んで俺がここからおらんようになる前に。こんな感情で苦しめる前に。お前が好きでたまらんって、少女みたいな恋で塗り替えて。お前だけを愛させて欲しいねん、アーサー、
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50 :
西
03/24-01:01
#注意
目を離すんが怖くなったんは一年くらい前の話。
早う返したらんと、ちょっと目を離した隙に寝てまうから。一言でもええからいっぱい話したかったし、どんな話でもええからあいつと繋がっときたかって。
怒らんと返ってこん謝罪の言葉も、もう待たん。
分かってへんのはお互い様やから、こんな我儘二度と言わん。
お前がそうするなら、俺もそうすればええだけの話やんか。分かっとるのに、悔しい気持ちばっかり蟠って前に進まれへん。
言葉でしか伝えられへんねんから、言葉で教えてくれんと分からんよ。
そんなことさえお前は理解してくれんのやな。もう、望むだけ無駄や。
あんまり好き勝手しとったらいくら俺でも泣いてまうねんで。
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49 :
西
03/22-00:20
#あいつはアホや。
何がアホって、俺のこと好き過ぎてアホや。俺馬鹿や。
今日、あいつが自分のことどんだけ好きかって聞いて来てんけど、俺の返事がお気に召さんみたいやったから逆に聞き返したったん。ほなお前は俺がどんくらい好きなん?て。ほしたらなー?
>太陽から冥王星の距離くらい好き。
やって。アホやろ!
>宇宙規模で好きだ。
とか言うてくるねん。嬉しかったけどな!恥ずかしいわアホ!
銀河系程度の距離で俺が好きとか吐かすなやとか言うたったら良かったー!!
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48 :
西
03/20-01:42
埋めなあかんページ、いっぱいあるのになぁ。
気付いて欲しくて、お前に見て欲しくてつい新しいページをめくってまう。
どんなお前の愛情も俺のものやったらええのになぁ。
ぎゅうって胸が縮こまるような苦しさも全部、名前を付けて閉じ込めておけるのに。
誰を呼んどるんか、何を必要としとるんか、分からへんから。お前の言葉にちくちく痛む感情の在り処も分からんまま、ただ、好きって言葉を欲しがったんや。
子どもみたいやって、お前は笑うやろうか。
それでもええから、明日は今日よりいっぱい抱き締めて欲しいなぁ。
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