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hau-hau !
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花*たまご
02/07-20:54
> †††
前にあったこと。
自分、犬なもので、 小さいですけどその分、下には目が行きます。一度、大金の入ったお財布を見つけて、シー君に付き添ってもらって交番に届けたことがあります。幸い持ち主さんはすぐに見つかって…カードも入っていたし、亡くなった旦那さんからプレゼントに貰って使ってきた大事な財布だから本当に助かった、と、おっしゃっていて。ぼくもシー君も、謝礼なんて要らないって繰り返し言ったのですけど、ご婦人はどうしてもと引き下がりませんでした。シー君に「恩人のワンちゃんに、どうか何か美味しいものや楽しいオモチャでも買ってあげて頂戴な」と。ぼくにしたら一億ユー□にも等しいお金を(シー君にとってポータブルゲーム機本体が一台は買えるぐらい、らしいです)、シー君に押し付けるよう渡していきました。
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おうちに帰ってシー君が事情を芬さんと典さんに話し、頂いたお金を二人に渡しました。ぼく、いつもご飯もらったり、何かとお世話になってる役立たずの居候みたいなものなので、そのお金、多分ぼくが普段良くしてもらってる分にしたら全然足りないとは思いますけど、お二人に持っていてほしいと思います。そう言ったら(バ/ウ/リ/ン/ガ/ルを通して)、「何言ってるの花*たまご。普段だって僕達の良き番犬になってくれているし、花*たまごには沢山のことをして貰ってるじゃない。クリスマスの働きだって、有能な助手が居て僕すっごく助かってるんだから!花*たまごの働きにこそ、この金額じゃ全然足りないぐらいなんだよ。本来なら払うべきお給料だけど、支払わないのは僕達が家族だから。そういうの今まで考えたこともなかった。ごめんね!」って芬さんがすまなそうに言ってくれて、ぼく、ちょっと泣きそうになりました。
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その後いつものように静かに様子を見守っていた典さんが、咳払いしてこう口を開きました。「この金額は帳面さ付けで、俺が大事に預かっておぐ。花*たまご、…おめが自分のため、誰かのために金使いでえ事があったら…俺さ言いに来。俺は銀行だべ。んだがら…これは、おめのネコババしねえ正直さが稼いだ、花*たまごだけの金だ。使いでえ分、好きに引ぎ出せ」。
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そんなわけで、ありがたいことにぼくには貯金が実はあります。自分のは、別に何もいりません。大好きな人たちのために大切に使っていこうと思います。
> 例えば、バレンタインにチョコレートをあげる、とか。
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