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古びたdiary
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英◇
08/09-09:47
最初の一頁目はどんな風にしようかと、深緑の万年筆を手に日記帳を開けてみたらもう既に書かれていた。
もったいぶった結果先を越されたことには少し悔しかったが、それでも綴られた文字のどれもが嬉しくて。日々書き込まれていくこの日記帳が宝物になることは間違いない。
出逢った瞬間何故か幾度となく言葉を交わしていたような懐かしい感覚に陥った。あいつのウィットに富んだ言動はかなり魅力的だったし、偶然を必然に変えてしまうような力強さにも感心した。
俺は久しぶりに国同士のやりとりが出来たことが嬉しくて、楽しくて時間も忘れて夢中で話した。隣でつまらなさそうな顔もせず聞いてくれていたんだよな。
我儘を言えばいいと伝えたら告白されて…始めは何を言ってるのか理解するまでに時間がかかったし、挙動不審でアルフレッドの書く通り混乱してた。
>テーブルにぶつかったり、ビールで急性アルコール中毒起こして昇天しようとか。
でも急に泣き出すもんだから、こっちがうるっときてたけど泣くになけずハンカチを貸したら大量の涙と鼻水でべっしょべしょ。
これでヒーローかよと疑いたくなるのに、可愛くて守りたいと思わせるのに、ここぞって時は格好がついてる。俺と反対。それでも俺は紳士だからとやかく言わず涼しげな顔をして紅茶を飲んでやる。
あの告白がなかったとしても、俺が告白をしていたと思う。いやしていた確実に。
うまく纏まらない書き方になってしまったが、あいつはこれを読んでどんな反応をするのだろう?楽しみだ。
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