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お前はそこで笑っていて。
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南@伊
12/08-06:51
>(鳴らせ、鐘を!怯むな、 !)
ここ最近すっかりと意気消沈しちまってる自分に嫌気がさした。寂しいだとか恋しいだとか本人に伝えてもどうしようもできない言葉を胸の内に持て余しながら、このまま少しずつお前があまり関わらない生活に慣れちまうのかと思って恐れてた。現にさっきまで、何故か俺と同じ感情を共有するジャガイモ野郎が文章を刻むのを傍で黙って見ていた。あぁ、俺も同じ気持ちだ、なんて嫌味か本心か多分どちらも当てはまる言葉を心のなかで吐きつつ。
だが何度もうざってぇ言葉を書きは消し、書きは消しをするジャガイモ野郎はとてつもなく変だ。変だ。変だ。いや、別に俺の弟に比べりゃあいつの方が渋みがあるっつーかなんか妙に老けてるから外見的には全然変じゃねぇけど。
>…変、だった。
俺が受け入れてやらねぇだけの器の狭い男だったとしてもあいつは変だ。こんなのお前でもねぇし俺でもねぇよ、と書いてた傍から紙を破って捨ててやった。さすがに怒鳴られちまうかとちらりと目線をやると案外あいつは黙っていた。これは気のせいかもしれねぇが、もごもごと何か言いたげな口元は別に罵詈雑言を浴びさせようって感じじゃなかったと思う。むしろ待っていたかのような表情。
#…俺は踊らされたってことかよちくしょう、ケッバレ!
俺を貶めるためにおキレーな字で鬱陶しい文章書くぐらいならもっとマシなこと書きやがれ!破って丸めたそれを思いっきり顔にぶつけてやるとほんの少しだけせいせいした。ざかざかと書きなぐってやってるのが、今だ。ただ単に気分が今はあがってるだけでどうせすぐに俺もお前もさっきのようになるかもしれねぇ。それはそれでしかたねぇ、だけどな。俺は自分でこれが元来の俺の気質だと言える。願望も含まれてるだろうが、含まれてて何が悪い?元々俺は気が短いし難しいことはわかんねぇんだよ。あぁ空元気だと笑えばいい、俺はどんな形になってもお前が好きだ。それだけでいい。
>(よしお前ら鐘をならせ、魔女は死んだ!)
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