一覧
┗
雨によく似た涙の雫
┗40
40 :
Arthur
01/20-01:28
>---
戦い争うことも、人が死ぬということも慣れてしまったが、知人を失うことが悲しくない訳じゃない。
俺には同じ家に住む身内などいないが、家族がある日死んでしまうというのは、どういう気分なのだろう。
置いていかないでと悲しむ者もいる。せいせいしたと笑う者もいる。たくさん見てきた。
自分の親を、兄弟を、伴侶を、そして子供を。
愛しいひとを喪うという事は、どれほどにつらいものなのだろう。
このくにの中で、どこかで生まれた命があれば、どこかで死ぬ命がある。
俺は、そうやって営まれる人々の暮らしがあって、やっと俺でいられる。
紅茶が美味いとか花が綺麗だとか、そういうことで笑っていられるようなくにで在り続けなければ。
さて…、寝るか。
[
返][
削][
編]
[
戻][
設定][
管理]