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雨によく似た涙の雫
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49 :
Arthur
02/21-01:28
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あいつのことが好きだった、と思い返すことが増えた。
そろそろ気持ちの整理をつけたいのかもしれない。
ないものを探すのは、時間がいくらあっても足りない。諦めるか、新しいものを手にするか。
あいつを宝石に例えるとしたなら、俺はきっともうあの美しい、そして危うい輝き持つサファイアには出会えないだろう。
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これは俺の日記だから、誰にも咎められることもないからと本心をさらけ出してきた。
まぁ、オブラートに包みつつ、脚色も多少はしつつ。
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薔薇の剪定をしながら、近くを飛ぶ妖精たちの囁きを聴いていた。
春が近い。
庭が賑やかになるのは、もうすぐだろうか。
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#追記(2021/03/03)
思い出すことが減っていくのはいい傾向だけれど、時折余りにもつらくて、どこかに縋りたくなることがある。
それでは駄目なんだ。
穏やかに、思い出だけを愛したまま、消えていきたい。
この日記は俺の気持ちを留めるためのもの。
俺がこの日記の存在を忘れるまで、もう思い出さなければいいのにな。
>それなのに、またあいつの顔を見る機会が増えることになるなんて。
嫌なわけじゃない。本当は嬉しい。
あの顔も声も仕草も、好きだったからな。
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