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ゆらりら、
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10 :
日◇
09/16-21:24
唐突に吹き荒ぶその感情の波を、私は嵐としか言いようがない。
貴方に言えぬ、…いえ、言うべきではない懊悩に苛まれるのは本当に久方振りです。わかりやすく調子を崩している。貴方につい、ぽろりと自身の体調について話してしまったのがいけなかったのでしょう。何を話すにも、気を遣わせやしないかと過敏になってしまって。そうなってしまうともう駄目で、普段通りに振舞えぬことは貴方を困らせるはずだと慌ててしまっている。
貴方に言えばそんなことはないと宥めて下さることはわかっているんです。こんなものはただの妄想だとも、思いはするのに。散り散りに乱れ平静さの欠片もない心を前に、今の私は極端に自尊感情が低下している。何を話しても貴方のご迷惑になるとおどおどしてしまっている。きっと私は普通ではないんです。誰かを頼ることで却って不安定になってしまう。弱音を吐くことが、こんなにも私を狂わせる。
どんなに大人の顔をして穏やかさを装ったところで、こうして何かのきっかけで簡単に堕ちてしまう。こういった一面を私自身持て余していて、為す術もなく定期的に暴れさせてしまっていて。……ああ、けれど、今になってようやくわかりました。貴方も、あなたも、みんな同じだったんですね。何でも話して下さいと私に促されて口にしたことで、苦しんでしまった人もいるのでしょう。
……ふむ。そう考えると、私は駄目な國です國失格ですと、ただ落ち込んでいるわけにもいきませんね。あ、何だか前向きになってきました。前向きじゃぱん、略して前じゃん。ただ通り過ぎるのを待つのではなく、外へ吐き出す効果というのはなるほど馬鹿にできないようです。
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