【水深】眉ピエロの水葬【∞ｍ】

132 :若英
05/23-07:32

>生きてる。

俺、日記の更新ひんど低過ぎるよなー…

アルと距離を置くことにした。
理由としては色々あるが、一番は俺がアルに甘え過ぎた事だと思う。
散々振り回して迷惑かけて、そのくせアルが寂しがってるときに何の支えにもなれなかった。
アルが距離をおきたがったのも納得だ。

…引き止めることも出来たかもしれない。
でも俺のわがままでこれ以上アルを振り回したくなかったから、大人しく了承した。

…寂しくないと言えば嘘になる。
でも、これできっと良かったんだろうな…

> 5/26 12:27
…うっかりとは言えアルからのメールの大半が消えちまった泣きたい(ぶわっ)

> 5/29 15:11
…彼奴の中に、俺の居場所はまだ有るんだろうか…

> 6/6　03:29
…此処を焼却する前に、一通り読んでおこうと思ったのが間違いだった。彼奴と出逢った頃の事、晴れて恋人になった頃の事、彼奴を失いかけた時の事、彼奴が帰って来てくれた時の事、２人一緒に居られるだけで…もう充分だと心の底から思った時の事、全部全部思い出してしまった。

…俺の存在は、もう大分希薄で、こうしてこの場に己を保つ事さえ今では難しいってのにな…

> 6/6　18:58

此処に書き込むのは、これでもう終わりにする。多分、もう色々と駄目な気がする。振り返って悲しくなるくらいなら、いっそ全て忘れてしまった方が楽だ。

もう一度、幸せになりたかった。
その願いを叶えたい為だけに、俺はこの場所にこの日記を構えたんだ。本田を後ろに追いやって、足を洗う気でいた上司を宥めて、必死に足掻くようにして俺はこの場に留まった。結果、言葉にしきれない程の幸福を得た。…本当に、本当に幸せだった。アルの隣に居られる事が、本当に嬉しくて楽しくて幸せだった。でも、昔を懐かしむようになった時点で、今の俺はもう…あの頃の俺とはまるで別人になっちまったんだろうな。

………。

俺はもう用済みだ。これ以上、俺は俺を保てない。誰も俺を必要としないのだから、これ以上粘る必要もないんだ。だからこの日記と一緒に静かに沈もうと思う。…此処だけは、どうしても消す事が出来なかったから、このまま大切に抱き締めておく。

…もう少し、アーサー・カークランドで居たかったな。

．

[返][削][編]

[戻][設定][管理]

WHOCARES.JP