スレ一覧
┗213.オシロイバナ(37-41/50)

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37 :エレン・イェーガー
2014/01/17(金) 20:01


あの人は察しが良い。
オレが込めた気持ちも言葉も、零さず拾ってくれるんだ。
それを分かってあの日、過ごした日を祝って贈ったモノ。
モノ自体には、純粋な気持ちがあって渡し方には不純な気持ちだ。

実は、大した事じゃねえみたいな態度だったが渡す物はかなり悩んだ。
そりゃそうだろう、あの人に送るもんだ。いつもあの人に渡す物は悩む。
あの人は欲が殆ど無いし、欲しいモノなんて限られてる。
それで選んだ結果が、前から使って貰っている栞の装飾用の黒いリボン。他に、…もう一つの意味を含めて渡す。

知っていますか?…オレは、わざと反対にしましたが、正しいその場所は、噂では心臓に直接繋がっているそうです。

…いつかそこに紐を繋げたら、なんて思うオレは、やっぱり夢見がち過ぎる。

>雁字搦めの心臓

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38 :ミカサ・アッカーマン
2014/01/28(火) 14:46



私がいつかエレンに願った想いと、今エレンに願う想いは全く違う物になってしまった。

それは、不思議な話。間違いなく、あの時はそう思っていたのだけれど。

だから、エレン。あの時の願いに私は噛み付こうと思うの。
あの時の願いも、勿論、大切な思い出だ。それを知りながらも私は、噛み付く、そして、(オレは足の甲に噛み跡を付けて、腿に口付け、腰を啄ばみ、胸に痕を残したい)
…そうする私を貴方は怒るだろうか。仕方ない、そうなったとしても私の気持ちは変わらない。


#唇は最後に

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39 :エレン・イェーガー
2014/03/03(月) 20:41

最近は手記に手を伸ばしては書き掛けで頁を破いてしまう。
こんな事があの人にバレたらなんて言うんだろうな、…間違いなく勿体ねえ、だろうけど。かと言って涎塗れで文字は間違いまくりの手記なんて、…オレが嫌なんだ。何だか悔しいじゃねえか。

あの人は本当に綺麗だ。あの人は直接これを言うと嫌がるから言わない。ただ自分の手記で書く位は目を瞑ってくれると、…思う。まあ、あの人はなんだかんだでオレに甘えから。


綺麗、というと白いシーツに汚れがないというイメージを抱く。けれど、オレがあの人に抱く綺麗なイメージはそうじゃねえんだ。神聖視してる、とか美化してる、とかじゃない。

うまく言葉にして書けないけれどあの人は泥だらけで、それでも真っ直ぐな刃、みてえな。…ああ、ヤバいな。またしかめっ面させれそうだ。だけど、仕方ない。あの人は綺麗なんだから。
(そうしてずっと、オレが独占して所有して、安心して下さいよ、有り得ませんがいつか綺麗じゃなくなってもオレは離しませんから、余り口にしませんがオレは貴方が愛しくて好きで、夢中なんです。本当は、もっと、)
……なんて。


>心が疼く

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40 :リヴァイ(乱入)
2014/03/22(土) 22:55


此処暫く花丸を腕いっぱいに溜め込んでいた俺の、可愛い可愛いあれの為に言葉を綴ろうと筆を執る。…散々綺麗だの何だのと抜かしてるんだ、俺が可愛いと繰り返し言った所で文句なんざ出てこないだろ?なあ。

恐らくは俺が与え得る言葉を、それがどんな色を纏っていようが、どんな匂いが染み付いていようが、どんな形を象っていようが、構わず手にして大事そうに飲み込むんだろう。

だからこそ俺は、とびきり甘く柔らかく煮詰めて押し付けたい。

そんな事を考えながら此処に並べる言葉を考える。自分が何を言いたいかではなく、どう感じ取って貰いたいかと頭を働かせながら、ああでもないこうでもないと一人悩む。此れは、間違い無くお前相手じゃなけりゃ得られなかった時間だ。


つい最近、出会って半年を目前にして新たに知ったお前の一面によって、また俺はひとつ愛しく思える要素を見付けられた訳だが(何の事だか頭の中で該当するモンが無けりゃ、其れで良い。俺だけが覚えていれば)
…本当は数なんざ数えられねぇぐらいに、愛しく思う部分は日に日に嵩を増して追い付けやしない。

こうして何でも無い日に一頁拝借したのは、記念日なんかに頼らなくとも出会ってから毎日、毎朝毎晩文を届け、時にははにかむように笑って、時には緊張の色を浮かべて、時には睡魔に押し潰されそうになりながら顔を見せる恋人兼飼い犬に何時だって、感謝してもし尽せないからだ。
遣る事成す事全てが俺だけに向けられたものなんざ…贅沢過ぎるだろう。

俺はと言えば馬鹿のひとつ覚えみてぇにお前の名を呼んで、求めて、許されるならその頬をずっと固定し――余所見するなと間違った躾をしちまいそうだ。…いや、寧ろ、してたな。悪い、手遅れだった。



エレン。

少なくとも俺の中で、お前は今までに会った事の無い部類の人間だ。何時もその思考も言動も明快で、けれど其れが総てじゃない事を知ってる。その一見厄介な部分が、ひとつひとつと皮が剥がれるごとに喜んでる事を今改めて明かす。

同様にお前が過去出会った人間と、一から十まで同じ「俺」は居ないだろう。まあ、多少似ている事ぐらいならあるかも知れねぇがな。

前に少し話したが、…俺とお前との時間に、未来に、問題に、過去の経験や自分一人の考えだけじゃ足りないと思わないか。
つまり、二人で居る限り幾らでも違う道を考えてやれるって事だ。
お前と話し合う事は嫌いじゃない上に…可笑しな話だが寧ろ嬉しいとさえ思う。

最初の、一番最初の問題にぶち当たった時を思い出せ。互いに様子見しながらも逃げる事はしなかっただろう。
放り出す事はしないと、その時互いに分かった筈だ。

別に何でもかんでも相談しろと言ってる訳じゃない。自分で考えて悩んで編み出した答えがあるなら其れを俺は尊重したいと思う。

そうじゃなく、お前自身の凝り固まってると考える部分、ひた隠し恐れる部分をどうにか解そうとしたい気持ちがある事を忘れるな。余計な世話だと言われちまったら其処までだが、言う分には自由だ。

俺に見せようとする部分じゃない所まで手を伸ばして、触れたい。分かるか?
…厄介な野郎に捕まったと思え。欲張りの座はやっぱり譲りたくないらしい。

最初から最後まで息を吐くみてぇに「好き」だと綴った気がする気がするな。…特に締めは考えちゃいない、終わるぞ。

今日もずっと愛してる。俺の愛しいエレン。


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41 :エレン・イェーガー
2014/04/14(月) 15:59


あの人が体調を崩した。目蓋は腫れぼったくなって、普段の倍位には目付きが悪くなっている。
…子供が見たら大泣きしちゃいそうだ。

残念ながらオレの掌の体温は高い方で、掌で額を冷やしてあげるなんて事は出来そうにない。
看病らしい看病はするけれど、あの人の性格を考えると、オレが傍に居るよりは、と考えて部屋の隅に移動して、この手記を書く。

少しだけ、本音を書く。
本当は、凄え、…欲しいんです。ああ、やべえよな、寂しい、とかじゃなくて欲しい。あの人の仕草、声、言葉、体温、全部欲しくて堪らない。
貴方に飢えている、これが今一番ぴったりな言葉だ。
熱にうなされてる姿に、心臓が高鳴ってすいません、…心配しているのは本当ですから。

早く、早く。貴方をオレにください。

>飢餓

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