LGitUP
その夜 自分はあの人に、“殺された”と、思っていました。
だけど、オレは被害者じゃなかった。
そう思ったんです。
なのに何で、オレ、まだ・・・生きてる。
何でこんなことに、なってるんだろう。
もう、オレは息をしてない。それなのに。
生きていないのに、息も無いのに、何で。
生きていても死んじゃっても、何も変わりがない。
何でこんな、答えて下さいよ、誰か。
何かを、誰かが、
あと少しで
思い出せそうなのに。オレの中で、父さんが、母さんが、誰かが、誰だろう。
大切にしてきた何かが
壊れる、あと少しで。
何か言ってよ・・・何か。
誰か、何か、何が・・・何でなのか
壊したい、あと少しなのに。
どうして息が思い出せない。
誰か生きているなら、返事をして下さいよ。
誰でもいい、オレがわかるなら。
「兵長!聞こえますか!?
すぐ救護班が来ますから!
息 して下さい 生きて・・・起きろよ!
起きて下さいよ!リヴァイ兵長!」
※閲覧注意
R18G/異常愛情表現/猟奇/殺伐/C崩壊/BL