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47.この感情、殺伐につき。
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ベルトルト・フーバー
2013/09/13(金) 00:00
君は覚えているかな。
記念日とか、僕は無頓着な方なんだけど、以前そういう話をした時に結構好きだって聞いて改めてみた。
（僕は大雑把に一年毎派だ）
特別キリのいい月ではないし、よりによって13日の金曜日だなんて…これじゃまるで不幸の手紙みたいじゃないか。
その辺はどうか目を瞑って欲しい。
折角鍵を渡されたのに使わないのも勿体無い。けどつまらない日常で君の場所を汚すのは本意じゃなくて、結局こうなってしまったと言い訳を。
初めて話した時の事を思い出していたんだけど、意識の違いがあるだけで雰囲気なんかはあまり変わってないように思う。
僕としてはそういう変わらない空気が凄く好きで、傍に居ると落ち着く。
唯一変化した部分と言えば、君を好きになった事かな。
僕の“好き”の程度について頭を悩ませてるようだけど、それは杞憂だと思うよ。
本当に心から想ってなきゃキスなんてしない。
万人に伝えられるレベルの好きでそれをしてたら大変だしね。そんなにフランクなつもりは無いから心配しないで。
ずっと避けてて、ごめん。
執心して独占して、それで失うのが怖くてずっと目を逸らしてた。
傷つけてると判ってたのにどうしても保身に走ってしまって。本当にごめん。
何があっても僕を選ぶと真っ直ぐ言ってくれたその言葉にもう泣きそうなぐらい震えた。
それで、腹を括った。
どうか僕の、恋人になって欲しい。
今更なのかもしれないけどそんなのどうでもいい。
もう気が変わっていたとしても逃がしてあげない。誰にもやらない。
嫌だと言うなら手足捥いで連れ去るまで。
愛しい愛しい僕のエレン。好き過ぎておかしくなりそうだ。
これからは、今まで以上にもっと君に触れさせて、ください。
君と交わして三ヶ月目。
（世界に一人の君へ、恋文を）
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