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485.《FREEDOM-千夜一夜-》
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12 :イエロー
02/20(火) 16:31
樗蒲-後-
明かされた"ロード"の存在…そしてEPISODE OF GILT の物語は収束へ
パラドックス
「ロードとは我々組織とは何百年もの間争いを続けている一族…私達にはとても邪魔な存在である
先程宿業と言ったろう?貴様の母親が愛した男、つまりお前の父親は我々が相対する"ロードの男"だった…しかし片方(ロード)の遺伝子だけではどうやらお前には意思は受け継がれなかったらしい
やがてお前の父親は別の女と子供を授かった。その者がロードの血筋、年齢で言うと今は13歳…そして貴様の"異母兄弟"に当たる」
ギルト
「意思だって?そんなものに興味はないし父親の記憶だって微塵もないから何とも思わないし、それにそれが宿業だと?笑わせるな」
ドゥドゥ
「ドゥハハハ!肝が据わってるな兄ちゃん」
パラドックス
「ロードは何百年の間我らに反旗を翻し繰り返してきた一族…その末裔を抹殺…それが条件で世界へ解放してやろう」
ギルト
「良いだろう…解った。それで世界へ行けるならね」
ドゥドゥ
「因みに今は席を外しておるが世界にはワシの他に"IV"と"II"もおる。IIはとある海賊団の裏で暗躍してる、"IVの女"は確か范(ファン)帝国の一人娘に成りすましてるハズ…各自任務があり動いておる」
ギルト
「帝国?海賊団?何だそれ」
ParaD’’oxの組織に加わったギルトは世界へと立つ事に
後に天賦海賊団を結成して
ドゥドゥ
「良かったんか…"真実"は明かす事なく奴を解き放って」
パラドックス
「奴(ギルト)の憎しみは利用出来る…何れ世界を支配出来る器だ…流石は"リヒト"の子だ」
/時間は遡る16年前へ/
ギルトのロパート性は母親の性を名乗っていたものであった
ギルトの生みの親
母親ロパート・リヒト
※リヒトとは光という意味
母親はParaD’’oxの組織に属しておりVの称号を与えられたメンバーであった
そして与えられた任務は生き残りであった1人のロードの男の抹殺であった
そしてターゲットにしていたロードの男と幾許かの戦闘を交え、彼の背景や死生観などを知っていく内にリヒトは何と………
…逆に恋に落ちしまったのであった
まさに『恋はいつでもハリケーン』である
リヒト
「ねェ聞いて…子供が出来たの!しかも双子よ!…だからタイミングを見て私は組織を抜けるわ」
ロードの男
「子供!?でかしたぞ!!
しかし…組織を抜けるなんて大丈夫か?」
リヒト
「えェ何とかしてみせるわ…」
ロードの男
「解ったよ…もし何かあれば俺が守ってやるからな」
リヒト
「いいえあなたには迷惑は掛けられないわ…何とかするわ」
:
:
ロードの男
「それで子供の名はどうする?双子なんだろ、まァ兄の方の名前は決めたけどな」
彼の名は"クロス・ロード"
ロードの生き残りである
そしてギルトの父親でもあり、後にミルキィの父親にもなる男
リヒト
「何て名前?」
クロス
「ギルトなんてどうだ!」
リヒト
「ギルト??何故そんな名前に…」
クロス
「金箔…って意味だ…つまりは金の卵…どうだ轟々しいだろ…にははは」
リヒト
「何て無邪気…子供みたいな事を言うのね…それじゃあ弟は私が決めるわ…ニカなんてどう?きっと笑顔が素敵な子になるわよ…それにもう1つのセカイでは"自由の象徴"の名前なのよ」
クロス
「にィ…良いんじゃねェか?」
:
:
だが時は残酷で後にParaD’’oxにリヒトはクロス・ロードとの関係性がバレてしまうのであった
クロスの身を案じたリヒトはクロスの下を離れる事を決意したのである
リヒト
「私は組織を抜けるわ…あなたの目指す世界調和は到底理解出来なかった…」
パラドックス
「腑抜けたな…何故裏切ったリヒトよ」
リヒト
「大切な存在が出来た…我が子の為にも…それに愛を知ってしまったからよ」
パラドックス
「とても残念である」
そしてリヒトはパラドックスの手により瀕死状態までに追い込まれた
パラドックス
「せめてもの償いだ息は残してやったよ…最後の足掻きを見せて貰うぞリヒトよ」
リヒトは約半年間近く飲まず食わずでお腹の赤子にも栄養も与えられず瀕死の状態になりながらも生きていて
遂にその時が来た
赤ん坊
「おぎゃあおぎゃあ」
生まれた赤ん坊は栄養が足りておらずリヒトの心臓を食い破り誕生し母親リヒトは無惨にも絶命したのである
ギルト
(ぼくのなまえはろぱーとぎると…そしておとうとのなまえはえがおがすてきなこ、にか)
心臓を食べたせいか母親リヒトの能力シンシンの実を遺伝して赤ん坊の時点で既に人としての認識があったのである
ギルトとニカの誕生であった
(Android/Chrome, ID:zLZmx2J90)
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