仲間一覧
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485.《FREEDOM-千夜一夜-》
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8 :イエロー
02/03(土) 21:50
樗蒲 ‐壱-
ここはセカイの狭間
背景はグレーで空も黒く虚無だけただただ広がっている
ロパート・ギルト当時5歳はこの概念のセカイの狭間で弟ロパート・ニカの肉の塊を抱えひたすら歩いていた
彼は母親が所有していた悪魔の実シンシンの実を心臓ごと食い破りこの世に生を受けた
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そして10年が過ぎて行く
ギルト
「ここが"呪術の村"か…とは言っても成れの果てか」
ギルト当時15歳
荒れ果てた村を見てそう呟く
顔を長い前髪で隠す青年
「人が訪ねて来るとは珍しい…な」
ギルト
「第1村人発見★」
顔を長い前髪で隠す青年
「ここには何も無い立ち去れ」
後の天賦海賊団W副船長の1人となる男シャオイェン
シャオイェン
「その手に持つモノは何だ」
シャオイェン当時17歳
ギルト
「クヒヒヒ★弟さ。この村に来ればニンゲンに還してくれると聞いて来たんだ」
シャオイェン
「何て惨い姿なんだ、しかし残念ながらこの村の人々は私が皆殺しにした所だ、私以外に呪術を使える者はいない」
ギルトの持つ肉の塊を見て嘆くシャオイェン
ギルト
「クヒヒヒヒ★なら拘束してでも、嫌でも弟を還して貰うよ?」
ザッ…
間合いを詰める2人
シャオイェン
「私と殺る気か?」
ギルト
「命の弾丸(ライフピストル)」
指を鉄砲の様に構えて光を放つギルト
シャオイェン
「悪魔の実か」
素手でガードするシャオイェン
ギルト
「クヒヒヒ★そう簡単にはやられはしないか」
シャオイェン
「何故笑う?」
ギルト
「楽しめそうだから★」
シャオイェン
「人形返し」
ギルト
「く…ッッ」
ギルトの手が傷付き血が溢れた
ギルト
「僕が与えた攻撃が自分に跳ね返ったって訳か?流石呪術っぽい攻撃だね」
先程のギルトの攻撃はシャオイェンの手に持っていた人形に当たりそのままギルトに跳ね返っていた
シャオイェン
「無駄な考察だ、お前に教える義理はない」
ブスッ
そう言うとシャオイェンは手に隠し持っていた人形に指を差し込む
ギルト
「ぐは…」
腹部から血を流し出すギルト
シャオイェン
「お前の胸を狙ったつもりだが、何故逸れた」
ギルト
「一瞬で解ったよ、ネタは手に持っていた人形、それに攻撃すればダメージが跳ね返る、そしてこの距離が能力の発動条件、そんな所だねクヒヒヒ★」
シャオイェン
「論点をずらすな、常人ならば解っていても躱す事は不可能なハズ」
ギルト
「僕は超人さ」
ギルトは自身の能力でシャオイェンの身体の動きを鈍らせていたのだ
シャオイェン
「何故動けない」
ギルト
「僕の能力は他者の心身を操る…そして自分自身の心身も鍛える事が出来る」
シャオイェン
「そんな能力があるのか」
ギルト
「命の超人(ライフフィジカルアップ)」
バキバキ
全身を筋肉で覆うギルト
シャオイェン
「何と言う能力だ」
ギルト
「最強だよ」
バキィ
シャオイェンの背後を取り殴る
シャオイェン
「く…は」
ギルト
「どう?多分君じゃ僕には勝てないと思うけど君を殺してしまうと弟は助からない…これ以上命のやり取りをしたくないんだけど」
シャオイェン
「御託を並べるな…終わらせてやる
赫雨(アゥサィ)」
ササー…ササー…
赤い雨がギルトに注ぐ
これもシャオイェンの能力の技の1つ
ギルト
「ぐはッ」
血まみれのギルト
:
:
ギルト
「は、寝てた?」
ギルトはシャオイェンの技を喰らい気絶していた
シャオイェン
「お前じゃ私には勝てない」
ギルト
「クヒヒヒ★流石は呪術の村の使い手」
シャオイェン
「何故笑うんだ?」
ギルト
「可笑しくてね、何故さっきの技の直後トドメをささなかった?」
シャオイェン
「ささなかった訳ではない、させなかったのだ」
ギルト
「何故?」
シャオイェン
「お前は気絶する瞬間無意識に覇王色の覇気を発動させた、その気合いに負け私も倒れていた」
ギルト
「覇王色の覇気??何だそれ★」
シャオイェン
「王の器にのみ発現出来る力だ、まさか本物を見るとは思わなかった」
ギルト
「クヒヒヒ★王なんて興味はないけど覇王色か…悪くはないかな」
シャオイェンはギルトの底に眠る力を目の当たりにしてギルトについて行く事にした
そして数週間の期間弟ニカの肉体を呪術を用いりこの世に蘇らす事に成功していた
シャオイェン
「さて"王"よ、この先の目的は?」
ギルト
「王?まァいっか。"ブルー"と呼ばれる一族が有るらしい、実際見てみたい」
シャオイェン
「ブルーだと…噂程度でしか聞いた事ないが実在してるとは思えない」
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