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166.刹那主義〆
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158 :
森山由孝
2013/08/07(水) 22:49
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(強い日差しの所為で揺らぐアスファルトを見詰めながら片耳に付けた黒いコードから流れる曲を聞き流して、身体を纏う熱風に涼しげな表情を崩し。肩に掛けている青鈍色のエナメルバックの中から片手でするりと取り出したスマートフォンに表示された時刻に力む身体から力を抜こうと息を吸い、静かに吐き出して。じっとその時を待ち侘びていたアスファルトに陰が落ちたのを確認して、イヤホンを肩に落として曲を止め)おー黒子、…何でか俺が緊張してるよ全く(暑さ等忘れた様に爽快に、大袈裟に首を振りながらも相手に刺激の無い様に笑って、既にリヤカーに腰掛ける人物達にも軽く手を挙げて挨拶を交わして思い出した様に目的の後輩の前まで軽やかに歩み寄り)そうだそうだ、お前にな…渡す物が、あれ?待って、何処やったかな…(乱雑にノートや手紙の入ったエナメルの中に手を突っ込みながら眉を顰め。腕をごそごそと動かし、漸く指の触れた其れに表情を輝かせ)あったあった、はい。此れはな、俺がおまじないした物でなあ(普段では発さない恥ずかしい台詞に自ら顔を赤らめながらも、何時に無く真剣な表情で目の前の愛しい後輩に両手に収まる程の箱を渡して)その色のガラスの中に宝物を入れて欲しい。…とか言ってみたりな!俺からはブルーアンバーのギャラリーキャンドルホルダーだ。…幸せになれよ、勿論二人でな(不器用に笑って黙って後輩に背を向けてリヤカーに乗り込み、後輩には敢えて告げなかったもう一つの贈り物であるカードに思いを馳せて。青く澄んだ空に潤んだ瞳を目蓋の裏に隠し)おらー進め若松!
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