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┗122.【非募集】深い森のその奥で(522-531/1000)
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522 :
アグマ
2020/12/07(月) 00:59:56
………
(傷だらけになりながら弱くない、と消え入りそうな声で呟くディラに悲しげに目を伏せ。ディラが強いというのは十分に理解し実感しており、先程倒したらしい熊も人一人でよくトドメをさせたものだと関心し口を開きかけるも既に意識を飛ばしてしまっているのに気がつけば痛みを堪えながら人型になり。)
……ゔッ、…
(気を失ったディラを背負いゆっくりと元来た道を引き返し。幸い野犬や熊の血の匂いを漂わせる自分達を警戒してか他の獣に遭遇することはなく、しかし傷を庇いながら進んだ為森を抜ける頃には優に数時間かかってしまい。)
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523 :
ディラ
2020/12/07(月) 01:11:10
ぅ、ぁ........、ふ........、........?
(意識を失っていながらも時折魘されたかのように苦しげに小さな声をあげていたが、回復力は人一倍あり、相手が森を抜ける頃にふと意識を取り戻し。薄く目蓋を開け、ここが何処でどういう状況か、頭痛が酷くてろくに回らない頭でぼんやりと考え)
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524 :
アグマ
2020/12/07(月) 01:14:51
……!
まだじっとしていろ
(荒い呼吸を繰り返し自身の足を引きずるように屋敷に向かっていると不意に背中から聞こえる呻き声にディラの目が覚めたのが分かり。ここで暴れられては堪らないとしっかり両足を抱えて上記を呟き、屋敷を遮る川をじっと睨みつけて。)
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525 :
ディラ
2020/12/07(月) 01:22:34
..........おれ、は.......お.......れ.......よわ、ぃ.......
(酷く霞のかかる意識の中で、嗚呼自分は弱いから結局相手から逃げられず、弱いからまた雌扱いされる状況に戻るのかと理解し。強さに拘り強いからと好き放題に他者を虐げてきた自分からすれば相手が自分に拘る理由はそれくらいしか思い浮かばず、強さのみで生きているからこそ死刑宣告にも等しい事実を、かすれた声で小さく呟き)
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526 :
アグマ
2020/12/07(月) 01:32:41
!
違う!
(この川をどう渡ろうかと思案していると掠れた声で呟かれた言葉に目を丸くし。即座に違うと強く否定しギロリと背後を睨みつけては傷が痛むのも忘れて一度ディラを地面に下ろし両肩をがしりと掴んで真っ直ぐ視線を合わせて。)
お前は弱くない
私はお前の強さを認めている
…だから、傍にいたい…
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527 :
ディラ
2020/12/07(月) 01:38:21
........?.........アグ、マ.........
(弱くないと思っている生き物を側に置きたいという感覚は自分にはわからなかったが、女のように自分に怯えるのではなく、けれど自分をちゃんと認めてくれる存在に今まで感じていた恐怖や焦りがゆっくり消えていき酷く安心してしまい。ぼんやりと相手を見つめていた目を閉じれば、今度は魘されることなく小さな寝息を立て始め)
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528 :
アグマ
2020/12/07(月) 01:48:57
だからッ!………?
(言葉を続けようと口を開くものの再び目を閉じて意識を飛ばす様子にキョトンと首を傾げ、しかし先程とは違いどこか安らかな表情を浮かべているのが分かるとまずは安全な場所で休ませるのが先かと川に視線を移して。人型では泳ぎ慣れていない為狼姿になり、背中にディラを乗せ水流で離れないよう襟部分を咥えるとゆっくりと川に入りばちゃばちゃと犬掻きで川を渡り。)
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529 :
ディラ
2020/12/07(月) 01:55:38
............
(身体は酷い状態だったが、先程の僅かなやり取りだけでも壊れかけていた精神はひとまず安定したらしく、冷たい水の中でも目覚めることなくすっかり慣れてしまった温かな毛並みに体を預け深く眠っていて)
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530 :
アグマ
2020/12/07(月) 02:12:23
(何とか川を渡り切ると屋敷は目前で、人型に変身する余力もなく襟部分を咥えたまま必死に屋敷まで引き摺っていき。玄関につく頃には無理に人型になり動いた為開いた傷口から大量に出血し意識が朦朧としていて、最後の力を振り絞り大きな遠吠えを上げて。)
「………!」
(留守を任されたものの日が暮れても戻って来ない狼が心配で、まさか置き去りにされてしまったのかと怯えていると玄関から聞こえてくる遠吠えにはっとして立ち上がり。慌てて玄関を飛び出してくれば息絶え絶えで血だらけの狼と怪我をして気絶している男の姿にさらに大慌てになりながら狼と一緒に何とか屋敷の寝室までディラを運び込みベッドに寝かせ。)
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531 :
ディラ
2020/12/07(月) 09:17:19
――……、っ……?いってぇ!?
(そのまま一晩昏睡していたものの、次の日の昼前には目を覚まし、意識が浮上した途端に腕の痛みに悲鳴を上げて飛び起き。昨日の記憶は途中から朧げだが、とりあえず屋敷に連れ戻されたらしいという事は理解し腕を押さえて悶絶しながら舌打ちし)
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