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┗122.【非募集】深い森のその奥で(512-521/1000)
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512 :
アグマ
2020/12/06(日) 23:01:20
(迷路のような森をウロウロ歩き回っていると一頭の熊の死骸を見つけ。体に残った傷は新しく、牙や爪といったものではなくナイフのような綺麗な切口だと一目でわかり、さらに濃い血の匂いに混じってディラの匂いも察知すれば先程まで此処にいたのかと慌てて辺りを見回し。すると転々と血が垂れ獣道に続いていることに気が付き勢い良く駆け出して。)
…………!
ディラッ!!!
(血を辿って猛スピードで獣道を進めば熊と対峙した際に出来ただろう傷を押さえふらふらと森の奥へ進むディラを見つけ駆け寄って。辺りは既に真っ暗な上獣の鳴き声や息遣いが聞こえており、こちらを狙っているのは一目瞭然で。)
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513 :
ディラ
2020/12/06(日) 23:17:33
ッ、チッ!
(自分は番いとして守られなければ生きられないような、あんな非力な女達とは違う。自分は虐げる側であり、決して虐げられる側ではない。そんなことをつらつら考えながら恐らく街があるであろう方角を目指す途中、遠くから聞こえてきた声に顔をしかめ。無事な方の右手にナイフを構えれば、殺気立った視線をそちらに向け)
俺は弱くないんだから、逃げる必要なんてない。ようは勝ちゃいいんだよ.....そしたら、証明出来る.....
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514 :
アグマ
2020/12/06(日) 23:26:08
…!
(背後から駆け寄ろうとした瞬間こちらにナイフを構え振り返る姿に驚き立ち止まり。殺気立った視線に射抜かれ下手に近づいてはいけない、と本能で感じ取ればジリジリと後退し。しかし空気を読まずディラの背後から低い唸り声とともに大型の野犬が飛び出して来るのが見えて。)
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515 :
ディラ
2020/12/06(日) 23:34:40
ッぎぁ!?ぃぎ.......く、そがぁッ!!
(相手に絶対負けたくないと強く思い相手の存在に集中するあまり、背後からの攻撃に対する反応が遅れ。既に負傷している左腕を噛まれ一瞬痛みに視界が赤く染まるも、右手に持っていたナイフで野犬の首を狙い渾身の力で振り下ろし)
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516 :
アグマ
2020/12/06(日) 23:47:35
………ッ!
ガルルルルアッ!!!
(先陣を切った一頭が首にナイフを突き立てられギャンッ、と短い悲鳴を上げると同時に仲間の野犬がわらわらと飛び出し負傷し弱ったディラを囲んで。その光景にぶんぶんと首を横に振って漸く我に返れば一目散に野犬の群れに飛び込んで勇ましく吠え、怯んだ野犬達を鋭い爪で薙ぎ払い。)
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517 :
ディラ
2020/12/07(月) 00:01:26
ぃ......てぇ........
(一体を退けることは出来たが血を流し過ぎたのかクラクラし、根性でナイフだけは手放さなかったが、次の野犬に攻撃することも出来ずその場に崩れ。こんなことではまた相手に弱いと嘲笑われるとなんとか体勢を立て直そうとするも、既にまともに動けそうにはなく)
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518 :
アグマ
2020/12/07(月) 00:18:34
(ディラに野犬達を近づかせないよう牙を剥き出し毛を逆立たせて激しく威嚇し。獣同士の荒い息遣いや喧しい唸り声をかき消すように良く響く遠吠えを一つ上げればまだ回りを取り囲む野犬を引き裂き、踏みつけ、噛み砕き一掃して。しかし一人で相手取るにはやや数が多すぎたようで、前足や腹部に噛みつかれ血を流しながらも何とか全て片付けて終えて。)
ふ…ッ、……はァ…
(尻尾を巻いて逃げ出す数頭の野犬は見逃すものの辺りには大型から中型の野犬20頭程度の死骸が転がっており、噛みつかれて出来た傷を庇いながらディラの元に近づいて。)
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519 :
ディラ
2020/12/07(月) 00:22:40
ぅ、う゛ぅ.............!
(朦朧とした意識の中見ていたこの結果だけでも、自分と相手の強さの差なんて歴然である。それが悔しくて認めたくなくて、しかしもう相手から逃げる体力すらなく、小さく獣のように唸って精一杯相手から距離を取ろうとし)
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520 :
アグマ
2020/12/07(月) 00:38:16
………ディラ
帰ろう
(一旦は退いたとしても他の獣がいつ襲ってくるかも分からず、小さく唸りまだ逃げようとするディラに静かに声をかけぺろりと頬を舐めて。)
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521 :
ディラ
2020/12/07(月) 00:42:41
ゃ、だ.....俺.....弱く、な.......
(相手に助けられるのも相手の元へ帰るのも絶対に嫌だと思う反面、頬を舐める暖かさにどうしようもなく安心してしまい。譫言のように呟く言葉が終わる前に、出血多量からかカクンと意識が落ち)
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