スレ一覧
┗159.猫の最後のご主人様(41-50/1000)
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41 :
ミヤビ
2020/02/02(日) 15:15:35
(聞けば自分は気絶してから丸二日は寝込んでしまっていたらしいが次の夜は一人も客が来ないと聞かされただでさえ傷物なのに更に傷を増やされてしまったしとうとう客も取らせてもらえなくなってしまったのかといよいよ殺処分されることを覚悟して、それでもあのとき相手に抱き締めてもらえた温もりをまだ覚えているためそれだけで何をされても耐えられると思い、不意に背後で部屋の扉が開けば自分の番が来たのかと顔を俯かせたが聞こえたのは自分が待ち望んでいた声音で、思わず振り返れば瞳に映った人物に信じられないというように目を丸くして)
え……なんで…
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42 :
トール
2020/02/02(日) 15:36:44
(自分と一緒に部屋に入った下人が少年に近付き首輪を外したのと同時に堪らず少年に駆け寄り、獣人相手に何をしているのかと訝しがる下人を余所に少年を抱き締めては思いの外取り引きの準備に時間が掛かってしまったことやその間不安で仕方なかったであろう少年に対して謝り、安心させようと声を掛けて)
待たせてごめん。もう大丈夫だ
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43 :
ミヤビ
2020/02/02(日) 15:50:08
……なんで…ミヤビ、殺されるんじゃ…
(近付いてきた下人に首輪を外されればずっと付けられていた重い鉄の首輪のせいで赤く擦り剥けてしまっている肌が露わになり、直後相手に抱き締められるとますます困惑した様子で、相手を抱き締め返すこともできず両手は下に落としたままずっと殺処分されるのだとばかり思っていたため戸惑いを隠せないというように言葉を発して)
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44 :
トール
2020/02/02(日) 16:06:09
ああ、そうか…。大丈夫、殺されないよ。俺が君を引き取ったんだ
(現状を理解出来ずに混乱している少年を見れば自分が引き取りに来ることも知らずにいたのだと察し、まずは状況を理解させてあげようとゆっくりと事情を話して)
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45 :
ミヤビ
2020/02/02(日) 16:11:59
引き取った…?…え……うそ…なんで…
(相手の言葉を聞いては驚きのあまり敬語も忘れてしまい、まだ信じられないというように視線を泳がせて)
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46 :
トール
2020/02/02(日) 16:29:20
なんで、か…。ミヤビくんのこと放っておけなかったから。迷惑じゃなければ一緒に来て欲しい
(初めて会った時には崩さなかった言葉遣いが今乱れていることに余程困惑しているのだと思い、落ち着かせるように頭を撫でて言葉を掛け続け)
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47 :
ミヤビ
2020/02/02(日) 16:36:58
迷惑…なわけない…けど…ミヤビでいいの…?
(頭を撫でられれば時折相手の指ができたばかりの傷に触り痛みを発するも今はその感覚も感じないほど動揺していて)
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48 :
トール
2020/02/02(日) 16:52:49
ああ、ミヤビくんと一緒にいたい
(迷惑ではないと言う少年の意思を確認した上で少年の問いにしっかり頷いて答えれば横抱きにして少年を抱えて立ち上がり、傍らで様子を眺めていた下人に形だけの挨拶をして部屋を出て行き)
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49 :
ミヤビ
2020/02/02(日) 17:03:13
(しっかりとした返事を聞き抱き上げられれば驚きはしたものの大人しく相手の腕の中に収まり、歩いている途中恐怖に耐えていたことと安心したことで涙が溢れ出し、人前で泣くのに慣れていないために相手の胸元に顔を埋めては押し殺すように嗚咽を漏らして)
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50 :
トール
2020/02/02(日) 17:26:58
っ…
(腕の中で嗚咽を押し殺すようにして泣く姿に苦しくなりながら足早に娼館を出れば夜も深く人影もなく静まり返った空気の中で 、ようやく自分もほっと胸を撫で下ろせばミヤビを労るように声を掛けて)
もう大丈夫、泣いても誰もミヤビくんに手を上げたりしないよ。怖かったのによく頑張ったな
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